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無形文化遺産 能楽で最古の歴史を持つと言われるシテ方金春流(こんぱるりゅう)
最新情報をお届けします。

News & Topics

能楽で最古の歴史を持つと言われるシテ方(してかた)金春流(こんぱるりゅう)の最新情報をお届けします。

金春月報2024年2月号〈老松〉金春憲和 金春会定期能 国立能楽堂 2024年1月14日 撮影 国東薫
金春月報2024年3月号〈羽衣 替ノ型〉金春憲和 円満井会定例能 矢来能楽堂 2024年1月27日 撮影 国東薫

4月7日(日)金春会定期能
〈加茂・西行桜・船橋〉

2024年4月7日(日)金春会定期能 開場11:45 開演12:30~国立能楽堂 

〈加茂〉政木哲司 〈西行桜〉髙橋忍 〈船橋〉山井綱雄

〔update 2024.03.10(日)〕

6月2日(日)金春会定期能
〈花月・采女・海人〉

2024年6月2日(日)金春会定期能 開場11:45 開演12:30~国立能楽堂 

〈花月〉本田芳樹 〈采女〉金春安明 〈海人〉佐藤俊之

〔update 2024.03.10(日)〕

2024年3月12日(火)
第33回 青翔会
舞囃子〈船弁慶(後)〉安達裕香

2024年3月12日(火)能楽研修発表会 第33回 青翔会 13:00~国立能楽堂 金春流 舞囃子〈船弁慶(後)〉安達裕香

〔update 2024.01.04(木)〕

3月10日(日)金春会定期能
〈知章・小塩・角田川〉

2024年3月10日(日)金春会定期能 開場11:45 開演12:30~国立能楽堂 

「知章」中村昌弘 狂言〈舟ふな〉三宅右矩 〈小塩〉金春康之 〈角田川〉櫻間右陣

終演予定17:30頃

〔update 2024.02.18(日)〕

3月9日(土)第131回
川崎市定期能
〈高砂 舞序破急ノ伝〉髙橋忍
〈乱〉金春安明

2024年3月9日(土)第131回 川崎市定期能―川崎市市制100周年記念― 川崎能楽堂

第一部12:30開場 13:00開演 能〈高砂 舞序破急ノ伝〉髙橋忍 狂言〈蟹山伏〉大藏教義

第二部15:00開場 15:30開演 狂言〈空腕〉大藏彌太郎 能〈乱〉金春安明

※なお、2月25日(日)に事前講座が開催されます。13:00~14:30川崎能楽堂 講師:髙橋忍/辻井八郎/山井綱雄/中村昌弘

〔update 2024.01.11(木)〕

2024年3月2日(土)
金春円満井会特別公演
〈鶏立田〉本田芳樹
〈道成寺〉柏崎真由子

2024年3月2日(土)、金春円満井会 特別公演開催。13:00~国立能楽堂。全席指定。

仕舞〈老松〉金春憲和 〈笠ノ段〉山井綱雄 〈西行桜〉櫻間金記
能〈鶏立田〉本田芳樹
狂言〈素袍落〉大藏吉次郎
能〈道成寺〉柏崎真由子

17:30頃終演予定

〔update 2023.09.05(火)〕

2月23日(金・祝)
第32回 東京若手能
金春流 能〈鐘馗(しょうき)〉中村昌弘

2024年2月23日(金・祝)能楽若手研究会 東京公演 第32回 東京若手能 13:00~国立能楽堂 観世流 能〈百万〉坂井音晴 和泉流 狂言〈瓜盗人〉中村修一 金春流 能〈鐘馗〉中村昌弘

〔update 2024.01.04(木)〕

2月22日(木)「渋谷能」第三夜
金春流能〈船弁慶〉シテ金春憲和 子方:金春重芳

2024年2月22日(木)「渋谷能」第三夜 開場18:00 開演18:30~セルリアンタワー能楽堂 金春流〈船弁慶〉シテ金春憲和 子方:金春重芳

解説:金子直樹

能〈船弁慶〉シテ静御前/平知盛の霊:金春憲和 子方(源義経):金春重芳

終演予定20:45頃

❖事前講座(第3回)2024年2月7日(水)18:30~セルリアンタワー能楽堂 講師:中村昌弘/本田芳樹

⇒詳細はこちらをご覧ください。

〔update 2024.01.19(金)〕

2月18日(日)第64回 式能
金春流 能〈経政〉金春穂高

2024年2月18日(日)第64回 式能 国立能楽堂 
第一部10:00開演~14:30予定
 観世流能〈翁〉観世清和
 観世流能〈淡路〉
 大藏流狂言〈夷大黒〉
 金春流能〈経政〉金春穂高
 和泉流狂言〈樋の酒〉

第二部15:25開演~19:20予定
 宝生流能〈羽衣 盤渉〉
 大藏流狂言〈酢薑〉
 金剛流能〈花月〉
 和泉流狂言〈梟山伏〉
 喜多流能〈項羽〉
※完全入替制

〔update 2024.01.22(月)〕

1月27日(土)円満井会定例能
〈箙・羽衣 替ノ型・鉢木〉

2024年1月27日(土)円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂 

第一部開場12:00 開演12:30 素謡「翁」金春安明 能「箙」村岡聖美 
第二部開場14:10 開演14:20 狂言「清水」野村万作 能「羽衣 替ノ型」金春憲和 第三部開場16:10 開演16:20 仕舞「淡路」岩松由実 仕舞「柏崎」梅井みつ子 能「鉢木」シテ井上貴覚 ツレ林美佐

終演予定18:15頃

〔update 2024.01.02(火)〕

1月21日(日)日本全国能楽キャラバン!
名古屋公演 金春流 能〈嵐山・船弁慶〉

2024年1月21日(日)日本全国 能楽キャラバン!名古屋公演 13:00~名古屋能楽堂 能〈嵐山 白頭 働キ入リ〉シテ金春穂高 ツレ湯本哲明/金春飛翔/金春嘉織 狂言〈伯母ケ酒〉井上松次郎 能〈船弁慶 遊女ノ舞 替ノ出〉前シテ本田芳樹 後シテ本田布由樹 子方:中村優人
終演予定17:00頃

〔update 2023.11.07(火)〕

1月14日(日)金春会定期能
〈老松・楊貴妃・石橋 連獅子〉

2024年1月14日(日)金春会定期能 開場11:45 開演12:30~国立能楽堂 

「老松」シテ金春憲和 ツレ杉田浩庸 狂言「鞍馬参り」大藏彌太郎 「楊貴妃」本田布由樹 「石橋 連獅子」シテ山中一馬 ツレ澤翼

終演予定17:30頃

〔update 2024.01.02(火)〕

1月6日(土)新春わかくさ能
能〈鞍馬天狗 白頭〉佐藤俊之
一調〈笹ノ段〉櫻間金記/荒木健作

2024年1月6日(土)新春わかくさ能 13:30~なら100年会館中ホール(奈良市三条宮前町7番1号) 能〈鞍馬天狗 白頭〉佐藤俊之 一調〈笹ノ段〉櫻間金記/小鼓:荒木健作(大倉流)

⇒詳しくはこちら

〔update 2023.11.20(月)〕

1月1日(月・祝)NHK-Eテレ
新春能狂言
連吟〈四海波〉金春憲和
狂言〈松囃子〉野村又三郎
能〈猩々〉金春安明

2024年1月1日(月・祝)NHK-Eテレ「新春能狂言」 午前6:35~7:35 連吟〈四海波〉金春憲和 ほか 狂言〈松囃子〉野村又三郎 能〈猩々〉シテ金春安明 ワキ宝生常三

〔update 2023.12.12(火)〕

金春流能楽師 髙橋忍師
〔謡の実演〕50音順・曲目一覧

鎌倉FM放送「お能への誘い」、2017年4月から2023年12月までの金春流能楽師 髙橋忍師の〔謡の実演〕放送実績と予定をご紹介します。50音順での曲名と放送月です。

⇒過去の放送内容の一部をYouTubeでお聞きになれます。(ただし音声のみです。)

なお、2021年・2022年放送分については、2024年3月以降、順次YouTubeに音声データをアップする予定です。
 

あ 葵上    2020年02月
あ 阿漕    2023年10月
あ   敦盛    2019年09月
あ 海人    2018年03月
あ 嵐山    2020年04月
い 生田    2021年08月
い 井筒    2017年07月~08月 
う 鵜飼    2019年06月
う 歌占    2023年05月
え 箙     2019年03月

か 杜若    2017年04月~05月
か 景清    2022年07月 

か 葛城    2019年12月
か 加茂    2017年06月~07月 
か 通小町   2019年10月
か 邯鄲    2023年06月
き 砧     2023年09月
き 清経    2017年11月
く 国栖    2023年04月
く 熊坂    2020年11月 
く 鞍馬天狗  2023年07月
く 車僧    2020年01月
く 黒塚    2022年11月
こ 小鍛冶   2022年06月
こ 小督    2020年09月
こ 小袖曽我  2018年06月 
こ 胡蝶    2019年02月

さ 桜川    2022年03月
さ 実方    2023年08月
さ 実盛    2020年10月
し 自然居士  2021年07月
し 舎利    2021年11月
し 俊寛    2018年11月

し 猩々    2017年06月 
す 角田川   2019年04月
せ 是界    2022年09月
せ 蝉丸    2018年09月
せ 千手    2023年02月
そ 草紙洗小町 2018年05月 

た 高砂    2018年01月 2023年01月
た 竜田    2020年12月 
た 田村    2018年04月 
つ 土蜘    2018年07月
つ 鶴亀    2017年05月~06月 
て 天鼓    2018年08月
と 東北    2021年03月 
と 融     2017年09月 
と 巴     2018年02月 2023年03月 2023年11月

な 難波    2019年01月
の 野宮    2021年10月 2023年12月
の 野守    2022年02月

は 羽衣    2017年04月 
は 橋弁慶   2017年10月 
は 鉢木    2017年12月
は 初雪    2022年01月(1/1、1/8) 
は 班女    2019年08月
ひ 雲雀山   2022年05月
ふ 富士山   2021年01月
ふ 藤戸    2021年04月
ふ 二人静   2019年05月
ふ 船弁慶   2018年12月 2022年12月
ほ 放下僧   2021年06月

ま 巻絹    2021年12月
ま 枕慈童   2017年08月
み 三井寺   2021年09月
み 通盛    2022年08月 
み 三輪    2022年10月

む 六浦    2017年09月~10月
む 室君    2022年01月(1/15、1/22、1/29)
も 望月    2021年02月
も 紅葉狩   2018年10月

や 山姥    2019年11月
ゆ 熊野    2022年04月

よ 楊貴妃   2019年07月
よ 頼政    2021年05月
よ 弱法師   2020年03月

 
〔update 2023.12.20(水)〕

12月13日(水)ゆとりのかい
「しもがかりなよる」

2023年12月13日(水)「しもがかりなよる」ゆとりのかい 18:00~矢来能楽堂 金春流・金春飛翔 金剛流・山田伊純 喜多流・高林昌司によるコラボ企画。金春流舞囃子「熊坂」金春飛翔 金剛流舞囃子「邯鄲」山田伊純 喜多流舞囃子「高砂」高林昌司

〔update 2023.11.07(火)〕

11月29日(水)復曲能
〈奈良八重桜〉とことん楽しむためのワークショップ

2023年11月29日(木)復曲能《奈良八重桜(ならのやえざくら)》とことん楽しむためのワークショップ 13:00~春日大社 感謝・共生の館 講師:金春穂高

〔update 2023.11.06(月)〕

11月16日(木)都民劇場能
〈景清(かげきよ)〉本田光洋

2023年11月16日(木)都民劇場 古典芸能鑑賞会 第111回 都民劇場能 14:00~宝生能楽堂 

狂言〈萩大名〉山本東次郎

能〈景清〉シテ本田光洋 ツレ中村昌弘

〔update 2023.11.05(日)〕

11月12日(日)金春会定期能
〈花月・井筒・天鼓〉

2023年11月12日(日)金春会定期能 開場11:45 開演12:30~国立能楽堂 

「花月」髙橋忍 「井筒」政木哲司 「天鼓」金春康之

⇒曲目のあらすじはこちらをご覧ください。

〔update 2023.11.05(日)〕

11月3日(金・祝)理春会演能会
能〈弱法師・半蔀・猩々〉ほか

2023年11月03日(金・祝)理春会演能会 10:30~国立能楽堂 辻井八郎師・井上貴覚師・林美佐師社中による能〈弱法師〉〈半蔀〉〈猩々〉のほか、舞囃子、仕舞、独吟。入場無料。終演予定18:10頃。

〔update 2023.11.02(木)〕

10月28日(土)円満井会定例能
金春流 能〈小鍛冶・籠太鼓・融〉

2023年10月28日(土)金春流 円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂 

第一部12:30~「小鍛冶」中野由佳子 第二部14:10~狂言「佛師」大藏彌太郎 能「籠太鼓」本田芳樹 第三部15:50~「融」林美佐

終演予定17:30

〔update 2023.10.06(金)〕

10月17日(火)
第32回 青翔会
舞囃子〈清経〉雨宮悠大

2023年10月17日(火)、第32回 青翔会開催。13:00~国立能楽堂。全席指定。

舞囃子〈清経〉雨宮悠大 ほか

〔update 2023.09.05(火)〕

10月6日(金)
第65回 鎌倉薪能
素謡〈翁〉金春憲和
能〈放下僧〉金春安明

2023年10月6日(金)、第65回鎌倉薪能開催。18:00~鎌倉宮境内(鎌倉市二階堂154)。開場17:00、全席指定、雨天中止。

素謡〈翁〉金春憲和
狂言〈六地蔵〉野村萬斎
能〈放下僧〉金春安明

終演予定18:15頃

〔update 2023.09.05(火)〕

10月1日(日)金春会定期能
〈巴・芭蕉・枕慈童〉

2023年10月1日(日)金春会定期能 開場11:45 開演12:30~国立能楽堂 

「巴」高取玲子 「芭蕉」森瑞枝 「枕慈童」梅井みつ子

⇒曲目のあらすじはこちらをご覧ください。

〔update 2023.09.10(日)〕

9月23日(土・祝)
日本全国能楽キャラバン!横浜公演
〈神楽式〉金春憲和 
能〈卒都婆小町〉金春安明
半能〈高砂 祝言ノ式〉井上貴覚

2023年9月23日(土・祝)14:00開演(13:00開場)横浜能楽堂

〈神楽式〉翁:金春憲和 鈴之段:大藏基誠
狂言〈萩大名〉大藏彌太郎
能〈卒都婆小町〉金春安明
半能〈高砂 祝言ノ式〉井上貴覚

終演予定18:15頃

〔update 2023.09.19(火)〕

髙橋忍師による「謡の実演」
鎌倉FM過去放送分の音声データ公開を再開

金春流能楽師 髙橋忍師による「謡の実演」音声データの公開を再開いたします。2021年、2022年、2023年分について、順次アップして参ります。

毎週土曜日 14:30~14:58に放送される鎌倉エフエムの「お能への誘い」 放送終了分について、青文字部分をクリックしますと、当日の放送内容をお聴きいただけます。

なお、YouTubeですが、音声のみで動画はありません。

〔update 2023.09.04(月)〕

9月10日(日)金春会定期能
〈箙・誓願寺・一角仙人〉

2023年9月10日(日)金春会定期能 開場11:45 開演12:30~国立能楽堂 

「箙」櫻間金記 狂言「清水座頭」三宅右近 「誓願寺」山中一馬 「一角仙人」シテ中村昌弘 ツレ村岡聖美 子方:中村優人/畔上徹

⇒曲目のあらすじはこちらをご覧ください。

〔update 2023.09.07(木)〕

9月6日(水)NHK総合「歴史探偵」
~信長・秀吉・家康 天下人の趣味~
金春流 山井綱雄さん他が出演

2023年9月6日(水)NHK総合、22:00~22:45に放送される「歴史探偵 信長・秀吉・家康 天下人の趣味」で豊臣秀吉の趣味として金春流の能が紹介されます。秀吉は金春流の能を愛して、自らを題材にした能を作らせました。「豊公能(ほうこうのう)」です。番組内では山井綱雄さんが豊公能のシテを演じています。

〔update 2023.09.02(土)〕

9月6日(水)
国立能楽堂開場40周年記念公演
〈山姥 波濤ノ舞〉シテ金春安明 ツレ金春憲和

2023年9月6日(水)13:00~国立能楽堂

観世流〈翁〉翁:観世清和 三番叟:野村萬斎
観世流能〈清経 恋之音取〉大槻文藏
狂言〈栗焼〉野村万作
金春流能〈山姥(やまんば) 波濤ノ舞(はとうのまい)〉シテ金春安明 ツレ金春憲和

終演予定18:15頃

〔update 2023.08.03(木)〕

8月27日(日)
第28回 金春五星会ゆかた会

2023年8月27日(日)10:30~国立能楽堂 2階研修舞台で第28回 金春五星会ゆかた会が開催されます。独吟・連吟・仕舞。番外仕舞〈老松〉金春憲和。終演予定16:00頃。

〔update 2023.08.23(水)〕

銀座で8月1日(火)~7日(月)
第39回 能楽金春祭り

8月7日(月)路上奉納能

2023年8月1日(火)から7日(月)まで、第39回能楽金春祭り開催。8月7日(月)には銀座八丁目・金春通りの路上で能が奉納されます。

銀座八丁目にある銀座金春通りにて、毎年8月7日に路上奉納能を催し、長年、真夏の銀座の風物詩として親しまれています。銀座金春通りオフィシャルウェブサイトからも能楽金春祭りの様子をご覧いただけます。

❖日時 令和5年8月7日(月)18:00~ 観覧無料
※当日16:00より、金春通りにおいて、座席指定券をお一人様につき一枚、配布いたします。(座席数には制限があります)
17:45までにご着席ください。座席券をお持ちでも、それ以降のご着席は出来ませんのでご注意下さい。
なお、座席券をお持ちでない方も、後方での立ち見が可能です。

❖場所 銀座八丁目中央通り博品館裏 金春通り・スリーエイトビル前 仮設御旅所

❖解説:森瑞枝(金春流能楽師)
❖能奉行:山本泰人(中央区長)

❖番組
 延命冠者   大藏彌太郎
 父尉     金春安明
 鈴之段    大藏吉次郎
 弓矢立合   金春憲和
        高橋忍
        金春穂高
 笛      栗林祐輔
 小鼓     田邊恭資
 大鼓     原岡一之
 後見(シテ方)井上貴覚
 後見(狂言方)大藏基誠
 地謡     辻井八郎/山井綱雄/本田芳樹/本田布由樹/中村昌弘

❖終演予定19:00頃

※雨天の場合は、当所で略式で演じます。尚、座席券は無効、立見となります。
当日のライブ配信はこちらから

〔update 2023.07.26(水)〕

7月21日
重要無形文化財の保持者追加認定

2023年7月21日付けで、重要無形文化財の保持者の追加認定(総合認定)がなされました。

シテ方金春流からは、以下の3名が認定されました。
伊藤 眞也(いとうしんや)さん
中村 昌弘(なかむらまさひろ)さん
金春 憲和(こんぱるのりかず)さん 八十一世宗家

〔update 2023.07.22(土)〕

7月21日
重要無形文化財保持者(人間国宝)認定を答申

2023年7月21日、文化審議会は重要無形文化財保持者(人間国宝)に、シテ方金剛永謹さん、宝生欣哉さん、茂山七五三さんら12人を認定するよう文部科学大臣に答申しました。

能楽界からは、以下の3名が認定。
シテ方金剛流 金剛 永謹(ひさのり)さん(72)
ワキ方宝生流 宝生 欣哉(きんや)さん(56)
狂言方大蔵流 茂山 七五三(しめ)さん(75)

また、文化財保存のための選定保存技術の保存団体の一つに、能装束製作技術保存会(京都市)を認定するよう答申しました。

※参考:「金春こぼれ話」 「人間国宝」欄をご覧ください。

〔update 2023.07.22(土)〕

7月23日(日)
第七回 金春流能楽師中村昌弘の会
高橋万紗先生追善 能〈海人〉

2023年7月23日(日)13:30開演(12:45開場)国立能楽堂

仕舞〈初雪〉中村千紘 〈西王母〉柏崎真由子

解説:金子直樹

狂言〈泣尼〉善竹大二郎

独調〈玉之段〉坂口貴信(観世流) 大鼓:亀井広忠

仕舞〈江口 キリ〉金春安明

能〈海人〉シテ中村昌弘 子方:中村優人

終演16:30頃

〔update 2023.07.17(月・祝)〕

7月17日(月・祝)
座・SQUARE 第26回公演
〈巻絹 惣神楽〉山井綱雄 〈長柄 古式〉辻井八郎

2023年7月17日(月・海の日)、座・SQUARE(ザ・スクエア) 第26回公演。13:00~国立能楽堂。能〈長柄〉は、1980年(昭和43)に長く上演の絶えていた番外能を復曲。現行曲としているのは金春流のみ。

解説:辻井八郎
能〈巻絹 惣神楽〉(まきぎぬ そうかぐら)シテ山井綱雄 ツレ山井綱大
狂言〈蚊相撲〉(かずもう)大藏彌右衛門
仕舞〈兼平〉金春穂高
仕舞〈江口 キリ〉髙橋忍
能〈長柄 古式〉(ながら こしき)シテ辻井八郎 ツレ井上貴覚
終演17:00頃予定

〔update 2023.07.14(金)〕

7月2日(日)
第44回 轍の会
〈采女・藤戸〉

2023年7月2日(日) 第44回 轍(わだち)の会。14:00~国立能楽堂

能〈采女(うねめ) 猿沢ノ伝〉櫻間金記
狂言〈文山立(ふみやまだち)〉善竹十郎
能〈藤戸 後ノ出〉本田光洋

〔update 2023.06.24(土)〕

6月20日(火)~24日(土)の5日間
国立能楽堂主催 能楽鑑賞教室
金春流 能〈羽衣〉

2023年6月20日(火)~6月24日(土)、国立能楽堂主催「能楽鑑賞教室」。午前の部11:00開演、13:00頃終演。午後の部14:00開演、16:00頃終演。演者は日替わり。

解説:「能楽のたのしみ」本田布由樹/中村昌弘/政木哲司
狂言〈伯母ヶ酒〉野村又三郎/野口隆行/奥津健太郎/井上松次郎
能〈羽衣〉山井綱雄/金春憲和/髙橋忍/井上貴覚/辻井八郎/山中一馬

能〈羽衣〉シテ
6月20日(火)11:00~山井綱雄 14:00~金春憲和
6月21日(水)11:00~髙橋忍  14:00~井上貴覚
6月22日(木)11:00~辻井八郎 14:00~山井綱雄
6月23日(金)11:00~井上貴覚 14:00~山中一馬
6月24日(土)11:00~山中一馬 14:00~辻井八郎

〔update 2023.06.23(金)〕

訃報
亀井忠雄師死去

2023年6月3日、葛野(かどの)流大鼓方の能楽師で人間国宝の亀井忠雄師が、肺炎のため死去した。81歳。通夜は7日(水)18:00、葬儀・告別式は8日(木)11:00、東京都文京区大塚5の40の1、護国寺桂昌殿で。喪主は長男で能楽師、亀井広忠師。

2002年(平成14)、人間国宝に認定。2004年(平成16)、紫綬褒章。2012年(平成24)、旭日小綬章。日本芸術院会員。

ご冥福をお祈り申し上げます。

〔update 2023.06.05(月)〕

6月10日(土)円満井会定例能
金春流 能〈敦盛・杜若・葵上〉

2023年6月10日(土)金春流 円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂 

第一部12:30~:「敦盛」シテ本田布由樹 ツレ大塚龍一郎/岩間啓一郎 第二部14:30~:「杜若」柏崎真由子 第三部16:30~:狂言「清水」野村万之丞 「葵上」シテ森瑞枝 ツレ岩松由実
終演予定:18:00

〔update 2023.06.08(木)〕

6月4日(日)金春会定期能
〈養老・桜川・船弁慶〉

2023年6月4日(日)金春会定期能 開場11:45 開演12:30~国立能楽堂 

「養老」シテ辻井八郎 ツレ政木哲司 狂言「腹不立」大藏吉次郎 「桜川」シテ伊藤眞也 子方:清水美玖  「船弁慶」シテ金春憲和 子方:金春重芳
終演予定 17:20頃

⇒曲目のあらすじはこちらをご覧ください。

〔update 2023.05.28(日)〕

5月28日(日)
第18回 山井綱雄之會
能〈清経 恋ノ音取〉シテ山井綱雄 ツレ山井綱大
能〈道成寺〉シテ村岡聖美

2023年5月28日(日)、国立能楽堂にて第18回 山井綱雄之會が開催されます。14:00開演。能〈清経 恋ノ音取〉シテ山井綱雄 ツレ山井綱大 狂言〈文蔵〉山本則重 能〈道成寺〉シテ村岡聖美

〈道成寺〉シテの村岡聖美は山井綱雄の玄人弟子で〈道成寺〉初演(披キ)。金春流の女性能楽師としては38年ぶりの上演。鐘入り「斜入」は女性史上初の挑戦。

〔update 2023.05.20(土)〕

5月19日(金)・20日(土)
薪御能 春日大社・興福寺

2023年5月19日(金)、20日(土)に春日大社・興福寺にて薪御能が開催されます。

❖5月19日(金)11:00~春日大社舞殿にて
〈翁〉金春憲和
「南大門の儀」17:30〜興福寺般若ノ芝にて
能〈三山〉辰巳満次郎
能〈猩々〉金春安明

❖5月20日(土)「御社上ノ儀」11:00~春日大社若宮社にて
能〈鍾馗〉金春穂高
17:30〜興福寺般若ノ芝にて
能〈箙〉金剛永謹
能〈葵上〉観世喜正

〔update 2023.05.14(日)〕

5月12日(金)・13日(土)
第42回 大宮薪能
素謡〈翁〉・能「巴」

2023年5月12日(金)、13日(土) 第42回 大宮薪能開催。武蔵一宮氷川神社舞殿にて。雨天中止/小雨決行。両日とも19:00開演。

5月12日(金)19:00~
素謡〈翁(おきな)〉金春憲和
狂言〈舟渡聟(ふなわたしむこ)〉野村万作
能〈杜若(かきつばた)〉(観世流)藤波重彦

5月13日(土)19:00~
素謡〈翁(おきな)〉金春安明
狂言〈呼声(よびこえ)〉野村萬斎
能〈巴(ともえ)〉前シテ:本田光洋 後シテ:本田芳樹

〔update 2023.05.11(木)〕

サイト公開から6年

2017年4月に個人運営の金春流応援サイトとして開設・公開してから、おかげさまで本日で6周年となりました。さらに1年間は運営を続けていく予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。(金春流地謡 渡辺慎一)

〔update 2023.04.21(金)〕

6月4日(日)金春会定期能
〈養老・桜川・船弁慶〉

2023年6月4日(日)金春会定期能 12:30~国立能楽堂 

「養老」辻井八郎 「桜川」伊藤眞也 「船弁慶」金春憲和

⇒曲目のあらすじはこちらをご参照ください。

〔update 2023.04.02(日)〕

4月15日(土)円満井会定例能
金春流 能〈高砂・浮舟・舎利〉

2023年4月15日(土)金春流 円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂 

第一部12:30~:「高砂」シテ安達裕香 ツレ林美佐 第二部14:40~:「浮舟」岩松由実 第三部16:50~:「舎利」シテ中村昌弘 ツレ本田芳樹

〔update 2023.04.07(金)〕

藤戸 ふじと

〈藤戸〉の作者は不明です。しかし、伊藤正義氏(集成本『謡曲集・下』〈藤戸〉解題)が、〈天鼓(てんこ)〉と主題・語彙・表現・修辞などで密接に関連し、その中には〈春栄(しゅんねい)〉や〈角田川(すみだかわ)〉に通じる所もあるとし、観世元雅(かんぜもとまさ)作の可能性を指摘しています。〈藤戸〉はシテが前場と後場で別人格です。同様の構成の〈朝長(ともなが)〉は元雅作が確実とされる曲です。伊藤氏の指摘もありますが、こうした特異な構成の一致というのも作者を考える上で重要です。〈藤戸〉が母の、〈天鼓〉が父の子を亡くした悲嘆を描く前場(まえば)と、後場(のちば)で亡き子が登場するという、両曲の主題の共通点も古くから指摘されています。ただし、周知のように〈藤戸〉には〈天鼓〉にある舞事(まいごと)がありません。それだけ視覚よりも心理に訴えかける劇的な曲と言えそうです。ところで、シテが登場後に謡う「この島のお主(ぬし)のお着きと申すは真(まこと)か~せめては見参(みまい)らせん」までが、上掛(かみがか)リ(観世・宝生)にはありません。また、傍線部の後に車屋本(くるまやぼん)(書家の鳥養道晣(とりかいどうせつ)筆の謡本。金春(こんぱる)大夫(だゆう)系の謡本とは異質の本文を含む)では、「子 さむ(ン)(ぞオろオ)、お着(ツ)きと申(もオ)し候(そオろオ)」という現在では出ない子方の一句があります。この形ですと、「…跡をも弔(とむ)らひ(イ)、妻子(さいし)をも世に立ちょう(チョオ)ずるぞ…」というワキの言葉が生きて来ます。『童舞抄(とうぶしょう)』(下間少進(しもつましょうしん)筆の金春流型付(かたつけ))にも「昔はつれ(ツレ)を立る。近年はなし」とあります。なお、全集本『謡曲集(二)』には「車屋本の形は、それが、より具象的で切実なものとなる。おそらく車屋本の形が古型であろう」とあります。また、金春禅鳳(こんぱるぜんぽう)の『反古裏(ほごうら)の書(しょ)』で、後ジテについて「藤戸には大口着候(おオくちきそオろオ)か」とあり、『少進聞書(しょうしんききがき)』などは大口着用とする事が指摘されています。本曲は現在とは違うイメージで演じられていた可能性がある曲と言えそうです。

〔update 2023.04.05(水)〕

藤戸 ふじと

【あらすじ】佐々木盛綱が備前の児島に領主として入ります。そこへ女が現れ、盛綱が我が子を殺した恨みを述べます。盛綱は非を認め供養を約束します。盛綱が弔うと魚夫の霊が現れ苦痛を述べますが弔いにより成仏します。

【見どころ】この曲には舞などの舞踊的な要素はありませんが、その分、犠牲となった庶民の苦悩が写実的な所作とともに語られます。ワキの語りも重く扱われる異色の曲です。

〔update 2023.04.04(火)〕

4月5日(水)
国立能楽堂定例公演
能〈藤戸〉櫻間金記

2023年4月5日(水)、国立能楽堂にて国立能楽堂定例公演が開催されます。13:00開演。狂言〈純太郎(どんたろう)〉野村万蔵 能〈藤戸〉シテ櫻間金記

〔update 2023.04.04(火)〕

4月2日(日)金春会定期能
〈忠度・杜若・邯鄲〉

2023年4月2日(日)金春会定期能 12:30~国立能楽堂 

「忠度」金春安明 「杜若」金春穂高 「邯鄲」シテ本田芳樹 子方:中村優人

⇒曲目のあらすじはこちらをご参照ください。

〔update 2023.03.25(土)〕

3月25日(土)
国立能楽堂企画公演「うたと能楽」
能〈草紙洗小町〉金春安明

2023年3月25日(土)、国立能楽堂にて国立能楽堂企画公演「うたと能楽」が開催されます。13:00開演。狂言〈連歌盗人(れんがぬすびと)〉野村万蔵 能〈草紙洗〉シテ金春安明 子方:金春重芳 ほか

〔update 2023.03.14(火)〕

3月12日(日)金春会定期能
〈歌占・熊野・阿漕〉

2023年3月12日(日)金春会定期能 12:30~国立能楽堂 

「歌占」シテ佐藤俊之 ツレ森田しおり 狂言「呂蓮」野村萬 「熊野」シテ井上貴覚 ツレ山井綱大 「阿漕」本田光洋

⇒曲目のあらすじはこちらをご参照ください。

〔update 2023.03.08(水)〕

3月12日(日)金春会定期能の演目から
〈歌占
(うたうら)

「伊勢の国の神子(みこ)渡会何某(わたらいなにがし)はかつて頓死(とんし)しましたが、三日後に白髪となり蘇生しました。渡会が歌占をしていると男と少年が現われ、歌占によりその少年が我が子幸菊丸とわかり父子の再会を果たします。渡会は帰国の名残に男の前で地獄の曲舞(くせまい)を舞う」という内容です。

〈歌占〉の作者は〈角田川〉などの名曲を遺した観世元雅(もとまさ)ですが、三十代で早世しています。世阿弥の『夢跡一紙(むせきいっし)』には晩年に才能ある後継者を失くした世阿弥の悲嘆が述べられています。

 〈歌占〉のシテは歌で吉凶を占う神子の渡会の某です。男の神子も存在しますが普通は女性なので男神子は珍しいです。シテは直面で尉髪(じょうがみ)か白垂(しろたれ)を用います。白垂は長い白髪のイメージで異様な雰囲気があります。それはシテがかつて神の罰により頓死し三日後に蘇生したという異色の設定であり、その間の地獄の苦しみにより白髪となったことが理由です。歌占の場面は見どころでもありますが、この場面で別れていた子供と再会します。再会の場面がやや淡泊な印象を受けるのは、〈歌占〉では親子の再会よりも、歌占の様や地獄の曲舞を見せることにこの曲のテーマがあるためです。この曲舞は世阿弥の『五音』により山本某作詞・海老名南阿弥(えびなのなんあみ)の作曲です。次第・クリ・サシ・クセ(二段グセ)でクセの末尾が次第と同文という曲舞の完備形式です。もとは独立の曲舞でしたがいわば劇中劇のような形で挿入されています。なお、クセの典拠は〈春日龍神〉に名が出る解脱上人貞慶(げだつしょうにんじょうけい)の『貞慶消息』であり、『曽我物語』にも関連していることが指摘されています(松岡心平氏「〈地獄の曲舞〉典拠考」)。世阿弥伝書『却来華(きゃくらいか)』に関連する「却来」の使用など、元雅色の濃い異色の曲です。

能楽研究家後藤和也

〔update 2023.03.11(土) 〕

 

2月26日(日)
第29回 金春康之演能会
能〈芭蕉〉金春康之

2023年2月26日(日)、奈良春日野国際フォーラム甍にて第29回 金春康之演能会が開催されます。14:00開演。狂言〈魚説法〉善竹彌五郎 能〈芭蕉〉金春康之 ほか

〔update 2023.02.20(月)〕

芭蕉 ばしょう     

〈芭蕉〉のあらすじから見てゆきましょう。「唐土楚国(もろこしそこく)の僧のもとに、仏縁を求める女がやって来ます。女はお経を聞き、草木でも成仏できることを喜び、実は芭蕉の精であると告げ消えます。その夜、芭蕉の精が現れ、世の無常を語りつつ舞を舞う」という内容です。

〈芭蕉〉の作者は金春禅竹です。作者付史料である『自家伝抄(じかでんしょう)』は禅竹作とし「芭蕉 観世又三郎所望」とあります。禅竹の孫にあたる金春禅鳳(ぜんぽう)の芸談集である『禅鳳雑談(ぜんぽうぞうたん)』には「芭蕉は禅竹(ぜんちく)若き時書き候(そオら)ひ(イ)て、観世へ遣(つか)は(ワ)され候(そオろ)ふ(オ)能にて候(そオろオ)」とあります。観世又三郎は第四世観世大夫・観世政盛(まさもり)です。禅竹は世阿弥の娘婿であり観世と金春は親子関係でした。そうした関係から、禅竹が政盛の依頼を受けて四十歳ころに〈芭蕉〉を書いて観世に送ったと推定されています(集成本『謡曲集』解題)。〈芭蕉〉という曲がどういう理由で書かれ、どのように金春から観世に渡ったのかが具体的にわかる、とても興味深い記録です。

〈芭蕉〉は内容的にかなり難しい印象を受ける曲です。前掲の解題にも指摘がありますが、〈芭蕉〉のモチーフになった中国の書『重刊湖海新聞夷堅続志』等により、場所が「唐土楚国」に設定されていることに伴い、多くの漢詩が引用されていることが挙げられます。また、当時の芭蕉のイメージである無常を表すだけでなく、天台本覚思想下の『法華経』薬草喩品(ゆほん)に基づく「草木成仏(そうもくじょうぶつ)」思想や、芭蕉というあるがままの姿を絶対真理とする「無相真如(むそうしんにょ)」を説くなど、思想という領域にまで踏み込んでいることが、〈芭蕉〉を難解と感じる理由でしょう。それは同時に、この曲の特色でもあり、作者である禅竹の幽玄(ゆうげん)観が示された、難曲ではありますが名曲である理由と言えます。

〔update 2023.02.20(月)〕

2023年2月19日(日)
第63回 式能
能〈翁〉金春憲和

2023年2月19日(日)、国立能楽堂にて第63回 式能が開催されます。第一部 開演10:00。第一部:能〈翁〉翁:金春憲和 三番叟:野村又三郎 千歳:野村信朗 〈鶴亀〉シテ辻井八郎 ツレ本田芳樹/本田布由樹 ほか。

〔update 2023.01.30(月)〕

2023年(令和5年)
円満井会定例能の番組

01月04日(水)日本全国能楽キャラバン!金春円満井会 鹿児島公演 14:00~かごしま県民交流センター 能「江口」シテ山井綱雄 ツレ井上貴覚/本田芳樹 半能「石橋 古式」髙橋忍 ツレ辻井八郎

01月28日(土)円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂
「弱法師」中村昌弘 「胡蝶」金春憲和 「黒塚」安達裕香

04月15日(土)円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂
「高砂」安達裕香 「浮舟」岩松由実 「舎利」中村昌弘

06月10日(土)円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂
「敦盛」本田布由樹 「杜若」柏崎真由子 「葵上」森瑞枝

10月28日(土)円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂
「小鍛冶」中野由佳子 「籠太鼓」本田芳樹 「融」林美佐

2024年(令和6年)

01月27日(土)円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂
「箙」村岡聖美 「羽衣 替ノ型」金春憲和 「鉢木」井上貴覚

〔update 2023.01.05(木)〕

2023年(令和5年)
金春会定期能の番組

いずれも国立能楽堂 12:30開演(開場11:45)
入場料 全自由席6,000円、25歳以下優待券(脇正面)2,500円

01月15日(日)
「頼政」本田布由樹 「東北」櫻間右陣 「恋重荷」山井綱雄

03月12日(日)
「歌占」佐藤俊之 「熊野」井上貴覚 「阿漕」本田光洋

04月02日(日)

「忠度」金春安明 「杜若」金春穂高 「邯鄲」本田芳樹

06月04日(日)
「養老」辻井八郎 「桜川」伊藤眞也 「船弁慶」金春憲和

09月10日(日)
「箙」櫻間金記 「誓願寺」山中一馬 「一角仙人」中村昌弘

10月01日(日)
「巴」高取玲子 「芭蕉」森瑞枝 「枕慈童」梅井みつ子

11月12日(日)
「花月」髙橋忍 「井筒」政木哲司 「天鼓」金春康之

〔update 2023.01.05(木)〕

1月29日(日)
日本能楽会 東京公演
能〈乱〉金春安明

2023年1月29日(日)、観世能楽堂にて日本能楽会 東京公演が開催されます。開演13:30。古式謡初式のほか、金春流の能〈乱〉金春安明が上演されます。

能〈乱(みだれ)〉金春安明

〔update 2023.01.28(土)〕

1月28日(土)円満井会定例能
金春流 能〈弱法師・胡蝶・黒塚〉

2023年1月28日(土)金春流 円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂 

第一部12:30~:素謡「翁」金春安明 「弱法師」中村昌弘 第二部14:20~:「胡蝶」金春憲和 第三部16:20~:狂言「呼聲」大藏彌太郎 「黒塚」安達裕香

終了予定17:50頃

〔update 2023.01.23(月)〕

1月15日(日)金春会定期能
〈頼政・東北・恋重荷〉

2023年1月15日(日)金春会定期能 12:30~国立能楽堂 

「頼政」本田布由樹 狂言「歌争」野村万作 「東北」櫻間右陣 「恋重荷」シテ山井綱雄 子方:山井綱大

⇒曲目のあらすじはこちらをご参照ください。

〔update 2023.01.12(木)〕

1月4日(水)
金春円満井会 鹿児島公演
〈江口・石橋〉

2023年1月4日(水)日本全国能楽キャラバン!能楽金春流 金春円満井会鹿児島公演 14:00~かごしま県民交流センター 県民ホール能舞台 〈江口〉シテ山井綱雄 ツレ井上貴覚/本田芳樹 狂言〈末広がり〉野村万禄 半能〈石橋 古式〉シテ髙橋忍 ツレ辻井八郎

⇒「鹿児島と能」および演目の詳細はこちらをご参照ください。

〔update 2023.01.03(火)〕

仕舞とは

今さらですが

【仕舞(しまい)】シテは面装束を着けず紋付袴姿で舞います。お囃子は入らず地謡の謡に合わせて舞います。一曲の見どころを切り取って演じられるので、能のエッセンスが詰まった形式とも言えます。仕舞を楽しみにされている方も多く、仕舞だけの催しもあるほどです。

【仕舞の歴史】室町時代には酒宴の席で能の一部を舞う座敷舞・肴舞(さかなまい)がありましたが、現在の仕舞に通じる形が整えられたのは江戸時代の初期からです。その後、素人が謡だけでなく仕舞のお稽古もする人が増え、現在に至っています。

【玄人(くろうと)会と素人(しろうと)会】玄人会では演能前に仕舞が入ることが多いです。「能は敷居が高い」という根拠不明な話がありますが、誰でもお稽古可能です。素人会では能舞台上で仕舞・謡・舞囃子・能などで主役をはれます。意外にもつまづくほど敷居は高くはありません。

〔update 2022.11.27(日)〕

2022年の鎌倉薪能
YouTube配信中
素謡〈翁〉金春憲和
能〈箙〉金春安明

2022年11月18日(金)より、2022年に奉納された第64回鎌倉薪能の一部の動画を配信中です。

素謡〈翁〉金春憲和

能〈箙(えびら)〉金春安明

詳細と配信動画はこちら

〔update 2022.11.20(日)〕

12月7日(水)
聖徳太子1400年御遠忌記念講演会
出演:金春憲和/
大倉源次郎
「秦 河勝と小野妹子はなにをもたらしたか」

2022年12月7日(水)、聖徳太子1400年御遠忌記念講演会が開催され、金春憲和宗家が出演します。テーマは「秦 河勝と小野妹子はなにをもたらしたか」。詳細は以下の通りです。

日時:2022年12月7日(水)15:00~17:00(14:30開場)
会場:東京都港区高輪区民センター 区民ホール

出演:金春憲和(能楽シテ方金春流八十一世宗家)
   大倉源次郎(能楽小鼓方大倉流十六世宗家)
   小野真龍(天王寺楽所雅亮会副理事長)

一部 対談「小野妹子と秦 河勝は何を残したのかpartⅠ」
二部 蘭曲一調「上宮太子」
三部 鼎談「小野妹子と秦 河勝は何を残したのかpartⅡ」

対象 どなたでも ※未就学児の入場はご遠慮ください。
定員 200人(先着順)
費用 2,000円(当日現金支払い)

申込方法:電話またはEメールに郵便番号・住所・氏名・年齢・電話番号・性別・Eメールアドレスを明記のうえ、NPO法人歴史の駅〔080(5013)3355(平日10:00〜16:00)〕「歴史の駅 聖徳太子1400年御遠忌記念講演会」係まで。

Eメール:info@rekishinoeki.org

※定員に達し次第受付を終了いたします。
申込期間: 11/5(土)〜12/5(月)
問合せ:高輪区民センター TEL 03(5421)7616(平日10:00~16:00)

主催:NPO法人歴史の駅
共催:高輪区民センター

〔update 2022.11.20(日)〕

金春安明師
秋の叙勲、旭日双光章

2022年11月3日(木・祝)、金春安明師、秋の叙勲で旭日双光章を受章。誠におめでとうございます。

〔update 2022.11.03(木・祝)〕

2022年(令和4年)11月のスケジュール

◆ラジオ:鎌倉FM放送「お能への誘い」毎週土曜日13:30~13:58 出演:髙橋忍/後藤和也/内田善昭

◆ラジオ:こまえFM放送「日本の文化のそのあした」第1・3・5月曜日18:00~18:30 出演:中村昌弘

◆オンライン:第64回 鎌倉薪能 鎌倉宮 素謡「翁」金春憲和 能「箙」金春安明 11月18日よりYouTubeにて動画配信開始

04日(金)第17回 山井綱雄之會 18:30~国立能楽堂 「砧」シテ山井綱雄 ツレ佐々木多門(喜多流)

04日(金)能楽師が解説する「はじめての能」講座 18:30~一宮市神山公民館(愛知県) 講師:本田布由樹/安達裕香

06日(日)第43回名古屋金春会 14:00~名古屋能楽堂 「頼政」本田光洋 狂言「薩摩守」野村又三郎 「室君」金春穂高

06日(日)姫路藩と能楽 14:00~高砂神社境内能舞台 「高砂 舞序破急ノ伝」シテ山井綱雄 ツレ山井綱大

13日(日)金春会定期能 12:30~国立能楽堂 「田村 白式」櫻間右陣 狂言「名取川」三宅近成 「遊行柳」佐藤俊之 「乱」伊藤眞也

15日(火)・29日(火)・12月6日(火)あさお謡曲研究会 能楽体験教室 川崎市麻生市民館 いずれも18:30~ 講師:中村昌弘

19日(土)秘曲の奈良能~花筐~ 13:30~奈良春日野国際フォーラム甍 能楽ホール 解説:朝原広基(能楽研究家) 一調「当麻」櫻間金記 太鼓:上田慎也

23日(水・祝)ひとつのはな 14:00~観世能楽堂 「邯鄲」山井綱雄 子方:中村優人

23日(水・祝)春栄会演能会 12:00~奈良春日野国際フォーラム甍 金春穂高師社中 「胡蝶」金春嘉織

23日(水・祝)松井神社秋季例大祭 11:00~松井神社(八代市) 仕舞「老松・東北・猩々」

23日(水・祝)わくわく能楽days 鹿児島市天文館マルヤガーデンズgarden7 
11:00・13:00・16:00能楽体験 講師:中野由佳子/安達裕香 14:00~「能面って何?」講師:海老原彰

26日(土)ふじの會 10:30~横浜能楽堂 富山禮子師社中

27日(日)奈良金春会演能会 12:30~奈良春日野国際フォーラム甍 能楽ホール 「金札」髙橋忍 「紅葉狩」金春飛翔 ツレ湯本哲明/中田能光/金春嘉織

〔update 2022.11.03(木・祝)〕

金春流能楽師 髙橋忍
〔謡の実演〕50音順・曲目一覧

鎌倉FM放送「お能への誘い」、2017年4月から2022年3月までの金春流能楽師 髙橋忍の〔謡の実演〕放送実績をご紹介します。50音順での曲名と放送月です。このうち、2017年4月~2020年12月分については、YouTubeで(音声のみ)お聞きになれます。

⇒過去の放送内容の一部をYouTubeでお聞きになれます。(ただし音声のみです。)
 

あ 葵上    2020年02月
あ   敦盛    2019年09月
あ 海人    2018年03月
あ 嵐山    2020年04月
い 生田    2021年08月
い 井筒    2017年07月~08月 
う 鵜飼    2019年06月
え 箙     2019年03月

か 杜若    2017年04月~05月 
か 葛城    2019年12月
か 加茂    2017年06月~07月 
か 通小町   2019年10月
き 清経    2017年11月
く 熊坂    2020年11月 
く 車僧    2020年01月
こ 小督    2020年09月
こ 小袖曽我  2018年06月 
こ 胡蝶    2019年02月

さ 桜川    2022年03月
さ 実盛    2020年10月
し 自然居士  2021年07月
し 舎利    2021年11月
し 俊寛    2018年11月

し 猩々    2017年06月 
す 角田川   2019年04月
せ 蝉丸    2018年09月
そ 草紙洗小町 2018年05月 

た 高砂    2018年01月
た 竜田    2020年12月 
た 田村    2018年04月 
つ 土蜘    2018年07月
つ 鶴亀    2017年05月~06月 
て 天鼓    2018年08月
と 東北    2021年03月 
と 融     2017年09月 
と 巴     2018年02月 

な 難波    2019年01月
の 野宮    2021年10月
の 野守    2022年02月

は 羽衣    2017年04月 
は 橋弁慶   2017年10月 
は 鉢木    2017年12月
は 初雪    2022年01月(1/1、1/8) 
は 班女    2019年08月
ふ 富士山   2021年01月
ふ 藤戸    2021年04月
ふ 二人静   2019年05月
ふ 舟弁慶   2018年12月
ほ 放下僧   2021年06月

ま 巻絹    2021年12月
ま 枕慈童   2017年08月
み 三井寺   2021年09月 

む 六浦    2017年09月~10月
む 室君    2022年01月(1/15、1/22、1/29)
も 望月    2021年02月
も 紅葉狩   2018年10月

や 山姥    2019年11月
ゆ 熊野    2022年04月

よ 楊貴妃   2019年07月
よ 頼政    2021年05月
よ 弱法師   2020年03月

 
〔update 2022.04.23(土)〕

サイト、5周年

2017年4月、能楽金春流応援サイト「能楽金春ニュース」を開設、本日で5周年を迎えます。金春流関連のデータベース構築を目指しています。今後も引き続き、演能スケジュール、演目あらすじと詳細な曲目解説、謡の実演などを中心に情報発信をして参ります。意外ですが、「金春こぼれ話」などは隠れた人気ページです。

〔update 2022.04.22(金)〕

訃報
金春流 吉場廣明師 逝去

2022年2月21日、吉場廣明師が肝臓がんのため逝去。享年73。シテ方金春流、重要無形文化財保持者(総合認定)。亡くなる前日「さよなら」と奥様に語りかけ翌日意識を失い亡くなられたとのこと。謹んでご冥福をお祈りいたします。

〔update 2022.04.01(金)〕

2月27日(日)NHK Eテレで
金春流〈関寺小町 古式〉本田光洋

2022年2月27日(日)21:00~23:00にNHK Eテレ「古典芸能への招待」で金春流の〈関寺小町 古式〉シテ本田光洋が放送されます。2022年1月29日(土)に横浜能楽堂で収録。

日本全国 能楽キャラバン!金春円満井会横浜公演「関寺小町 古式」シテ本田光洋 子方:中村千紘 ワキ森常好

⇒NHKの予告動画はこちら

〔update 2022.02.22(火)〕

待望の一冊
2023年発売予定
「金春の能〈中〉近世を潤す」
シテ方金春流 前宗家 八十世 金春安明著

能を見る。演じる―謡う・舞う。調べる、考える。全てのために。シテ方金春流 前宗家 八十世 金春安明による金春流の集大成、すべてがいまここに。

世阿弥の「風姿花伝」に、「翁」は聖徳太子が作り、金春家の祖・秦河勝に伝えられた、とあります。その「翁」に始まる正統を脈々と受け継いで八十世宗家を務め、今は八十一世宗家を長男金春憲和に継承させた八十世金春安明が、中世を今に伝える下掛(しもがかり)能・金春流の魅力を広く知っていただくために、各曲目の特徴をわかりやすく解説します。

第一線の演者であるとともに、謡本の校定に携わった著者ならではの見識に裏打ちされた、能をさらに豊かに享受するためのガイドです。

⇒詳しくはこちら

〔update 2022.02.01(火)〕

2022年(令和4年)
スケジュールを更新しました

金春流関連の2022年スケジュールです。なお、予定は2021年12月時点でのものです。内容・日程などに変更がある場合があります。

〔update 2022.01.01(土・祝)〕

〈関寺小町〉
あらすじと見どころ

2022年1月29日(土)日本全国 能楽キャラバン!金春円満井会(こんぱるえんまいかい)横浜公演 14:00~横浜能楽堂 「関寺小町 古式」シテ本田光洋

【あらすじ】僧が稚児を伴い歌の道を尋ねるため、七夕祭りの日に近江の国の関寺に住む老女の庵を訪ねます。僧が老女と手習い歌の話をした際に、僧はこの百歳の老女がかつて美貌を誇った歌人の小野小町だと気づきます。小町は花やかな昔を振り返り七夕祭りに加わり、そこで稚児の舞を楽しみます。すると小町自身も杖にすがりながら舞を舞います。

【見どころ】〈関寺小町〉は能楽最奥(さいおう)の秘曲です。七夕祭りでの稚児の舞、杖にすがり舞う小町による序ノ舞。百歳の老女のなかににも品位と老木の花やかさが求められる曲でそこが見どころでもあります。今回は「古式」という小書がつきます。〈関寺小町〉は金春流関係では約650年の歴史の中で8人しか演じた記録が残っていません。金春流の謡本には宗家系と車屋本(宗家系改訂本)の二種類があります。かつて金春安明師が本文系統の調査に基づき、現行〈関寺小町〉とは別に、本文の整備を行いました。その新たに整備された〈関寺小町〉を、小書「古式」として弟子家に開放しました。現代能楽史の中でも特筆されるべき大英断により成立した小書です。

〔update 2021.12.21(火)〕

〈関寺小町〉
金春流の演能記録集

2022年1月29日(土)日本全国 能楽キャラバン!金春円満井会横浜公演 14:00~横浜能楽堂 「関寺小町 古式」シテ本田光洋

「金春月報」2021年11月号(8頁~10頁)・12月号(8頁~10頁)に、能楽研究家後藤和也氏の特別掲載「金春流〈関寺小町〉演能記録集(前編・後編)が掲載されています。1592年(天正20年)から、2022年1月29日までの金春流における〈関寺小町〉上演に関する貴重な記録です。⇒全文など詳しくはこちら

〔update 2021.12.10(金)〕

〈関寺小町〉
金春流の演能記録集

「金春月報」2021年11月号(8頁~10頁)・12月号(8頁~10頁)に、能楽研究家後藤和也氏の特別掲載「金春流〈関寺小町〉演能記録集(前編・後編)が掲載されています。1592年(天正20年)から、2022年1月29日までの金春流における〈関寺小町〉上演に関する貴重な記録ですので、ぜひお読みください。

〔update 2021.12.06(月)〕

1月29日(土)日本全国 能楽キャラバン!
横浜公演 金春流〈関寺小町 古式〉本田光洋

2022年1月29日(土)日本全国 能楽キャラバン!金春円満井会横浜公演 14:00~横浜能楽堂 「関寺小町 古式」シテ本田光洋 子方:中村千紘 ワキ森常好 狂言「御田」シテ山本東次郎 アド山本泰太郎 仕舞「源太夫」金春憲和 仕舞「花筐 クルイ」櫻間金記

〔update 2021.12.05(日)〕

12月5日(日)金春円満井会
特別公演〈安宅〉辻井八郎 〈三輪 三光〉金春穂高

2021年12月5日(日)金春円満井会 特別公演 13:00開演 国立能楽堂       

能〈安宅〉
シテ 辻井八郎
ツレ 井上貴覚/本田芳樹/本田布由樹/中村昌弘/金春飛翔/大塚龍一郎
子方 片岡一貴
ワキ 森常好
間  大藏教義/大藏基誠
笛  藤田貴寛
小鼓 鵜澤洋太郎
大鼓 安福光雄    
後見 櫻間金記/横山紳一      
地頭 本田光洋                    

狂言〈仏師〉     
シテ 大藏彌太郎   アド吉田信海    

〜休憩30分〜   

能〈三輪 三光〉
シテ 金春穂高      
ワキ 福王和幸
間  大藏吉次郎

笛  松田弘之
小鼓 観世新九郎
大鼓 柿原弘和
太鼓 吉谷潔       
後見 金春憲和/髙橋忍/佐藤俊之       
地頭 金春安明

 

〔update 2021.11.29(月)〕

良の老舗書店「豊住書店」歴史に幕

金春円満井会の各種出版物を取り扱っている豊住書店が2021年10月末に閉店。江戸時代から続く奈良県奈良市の老舗書店「桂雲堂豊住書店」が、2021年10月末で歴史に幕。

〔update 2021.10.26(火)〕

2022年(令和4年) 金春会定期能の番組

いずれも国立能楽堂 12:30開演(開場11:45)
入場料 全自由席6,000円、25歳以下優待券(脇正面)2,500円

01月16日(日)
「高砂」金春憲和  「楊貴妃」本田芳樹 「弱法師」金春穂高

03月13日(日)
「生田」中村昌弘  「羽衣」金春安明  「藤戸」辻井八郎

04月03日(日)

「俊寛」山井綱雄  「東北」本田光洋  「鵜飼」政木哲司

06月05日(日)
「清経」櫻間金記  「誓願寺」金春康之 「鵺」本田布由樹

09月11日(日)
「経政」森瑞枝   「班女」梅井みつ子 「山姥」長谷川純子

10月02日(日)
「女郎花」井上貴覚 「三輪」髙橋忍   「是界」山中一馬

11月13日(日)
「田村」櫻間右陣  「遊行柳」佐藤俊之 「乱」伊藤眞也

〔update 2021.10.12(火)〕

2022年(令和4年)
円満井会定例能の番組

01月22日(土)円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂
「高砂」岩松由実 「東北」井上貴覚 「百万」柏崎真由子

04月16日(土)円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂
「岩船」本田芳樹 「花月」林美佐 「山姥」村岡聖美

06月25日(土)円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂
「田村」中野由佳子 「源氏供養」森瑞枝 「恋重荷」井上貴覚

10月29日(土)円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂
「忠度」岩松由実 「三輪」柏崎真由子 「車僧」本田布由樹

 

2023年(令和5年)

01月28日(土)円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂
「弱法師」中村昌弘 「胡蝶」金春憲和 「黒塚」安達裕香

〔update 2021.10.12(火)〕

第37回 銀座・能楽金春祭り

第37回 能楽金春通り奉納能では、金春宗家の謡などの動画配信をいたします。銀座金春通りで、毎年開催される銀座・能楽金春祭りですが、本年も昨年に続きコロナ禍の影響で従来の形での開催が出来なくなりました。通常8月7日に路上奉納能が開催されますが、本年は当日、金春宗家の謡などが動画配信されます。

〔update 2021.07.07(水)〕

能の「ツレ」

 2021年4月4日(日)金春会定期能で上演された〈嵐山〉(シテ山井綱雄 姥:山井綱大 子守:村岡聖美 勝手:柏崎真由子)のツレは成人・子方、流儀により男神・女神の違いがあり幅のある役柄です。この機会に能に現れる「ツレ」についてまとめてみましょう。

 古い謡本には「連」とも表記されているように、シテに連なる役、随伴・従属する役の意で「シテツレ」と呼ばれますが、ワキ方にも「ワキツレ」があります。ちなみに、江戸時代の金春流謡本で現行謡本に続く『六徳本』以前は、金春流の役名表記は「して・してつれ(連)」などひらがなで表記するのが特色でした(観世はカタカナで役名を表記)。

 ツレにはいくつかのパターンがあります。〈安宅〉の同行山伏はシテに連なるシテツレの代表例です。また、〈清経〉の妻など舞台の展開に重要な働きをする例も少なくありません。さらに、〈蝉丸〉のようにツレがシテに並ぶほどの働きをする例もあります。曲名の〈蝉丸〉はツレの名前です。前回の〈嵐山〉は前場と後場で役柄も変わる例です。余談ですが、金春流は下居の際、シテは右膝を立てますが、ツレは左膝を立てて座ります。

 これまでの研究(表章氏「能の同(音)と地(謡)」など)によれば、もともと現在の地謡にあたる役はなく、シテとワキが一緒に地謡の部分を謡っていました。やがて、声量などの問題から筋立てに関係のないシテツレやワキツレを出し、立役全員で地謡を謡っていました。その後、地謡を謡う地謡役が出るようになりました。室町時代の後半にはシテが地謡から撤退し、江戸時代の中頃にはワキも地謡から撤退して行きました。それに伴いツレが地謡を謡うこともなくなりました。〈敦盛〉などのシテツレ役は地謡を謡っていた頃の名残かもしれません。

能楽研究家 後藤和也

〔update 2021.05.05(水・祝)〕

金春流 櫻間家

2021年2月21日(日)の第61回式能で櫻間金記師により〈俊寛〉が演じられました。金春流の名家である櫻間家について、表章氏の「熊本能楽略史」を参考に見てゆきましょう。

金春安照の愛弟子である中村勝三郎(後に庄兵衛・少兵衛)が熊本の加藤清正公に仕えていました。その後、加藤忠広の時代に加藤氏は改易となり、細川忠利が熊本の領主となりましたが、中村家は引き続き細川氏に仕えました。この中村家に1668年(寛文8年)に櫻間木工之助(後に三右衛門)が中村家に入門しています。これが櫻間家の初代です。

中村家にはもう一つ弟子家があり、1628年(寛永5年)に友枝源三政次が中村家に入門しています。この後裔が喜多流の友枝昭世師です。二代将軍秀忠・三代将軍家光が喜多流びいきだったことが影響し、当時、徳川家のおかげで大名になれた外様大名の多くが徳川家に忖度し喜多流の役者を採用しました。現在でも地方で喜多流でお稽古をしている方が多いのは江戸時代の余慶と言われています。友枝家もその頃に金春流から喜多流へ転流したようです。

中村家は四代目正信の時代に芸事を分家の弟・中村庄右衛門正智に譲りました。以後、中村分家は謡初以外は能に携わりませんでしたが、それでも櫻間家は〈翁・乱・道成寺〉を舞う際には中村分家から伝授を受けており、櫻間家の家元的な存在でした。江戸時代には新座の大夫を櫻間家が、本座の大夫を友枝家が勤めていました。なお、分家・中村庄右衛門正智の後裔にあたるのが中村一路師です。

櫻間家は明治維新後、櫻間左陣師・櫻間弓川師・櫻間道雄師を始め名手が続出。現在の当主は櫻間右陣師です。初世金記師は左陣の弟で熊本・東京・名古屋・伊勢で活躍し謡巧者でした。二世金記師は左陣の外孫で熊本・京都で活躍、三世は二世の次男で俳優の名和宏氏。現在の櫻間金記師は四世にあたり名手の誉れが高いです。金春会だけでなく円満井会定例能でも金春流櫻間の芸を見たいものです。〔2021.03.01 能楽研究家後藤和也〕

〔update 2021.03.01(月)〕

金春円満井会
動画配信サイト開設

2021年1月、公益社団法人 金春円満井会は動画配信活動専門のアカウントを開設。

金春円満井会広報担当の本田布由樹氏と金春飛翔氏が投稿します。

⇒こちらからご覧ください。

 

〔update 2021.01.22(金)〕

2021年(令和3年)
円満井会定例能および金春円満井会特別公演の番組

いずれも矢来能楽堂 第一部12:30開演(開場12:00)
全席指定席 入場料 各部3000円(一括購入に限り全三部7500円)

01月30日(土)円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂
第一部 仕舞「淡路」金春飛翔 能「八島」安達裕香 ツレ林美佐 
第二部 仕舞「山姥」大澤久美子 能「東北」金春憲和 
第三部 狂言「千鳥」山本泰太郎 能「乱」中野由佳子 終演予定17:45頃

04月17日(土)円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂
「清経」金春憲和 「杜若」中村昌弘 能「石橋 古式」安達裕香

06月26日(土)2020年6月27日の振り替え公演 円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂 「加茂」柏崎真由子 「角田川」本田芳樹 「熊坂」岩松由実

09月25日(土)円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂

「巴」中野由佳子 「富士太鼓」村岡聖美 「阿漕」本田布由樹

11月20日(土)円満井会定例能 12:30~矢来能楽堂
「小鍛冶 白頭」本田芳樹 「玉葛」森瑞枝 「邯鄲」林美佐

※金春円満井会特別公演は、開催曜日・会場・入場料金などが通常の円満井会定例能とは異なります。詳細は別途ご案内いたします。
12月05日(日)金春円満井会特別公演 13:00~国立能楽堂
能「安宅」辻井八郎 狂言「仏師」大藏彌太郎 能「三輪 三光」金春穂高

〔update 2020.12.28(月)〕

2021年(令和3年) 金春会定期能の番組

いずれも国立能楽堂 12:30開演(開場11:45)
入場料 全自由席6,000円、25歳以下優待券(脇正面)2,500円

01月17日(日)
「高砂」本田布由樹 「東北」金春安明 「望月」山中一馬

02月25日(木)2020年4月5日の振り替え公演 「西王母」梅井みつ子 「井筒」長谷川純子 「鵺」森瑞枝

03月14日(日)
「忠度」佐藤俊之 「胡蝶」井上貴覚 「角田川」本田光洋

03月24日(水)2020年6月7日の振り替え公演 「老松」山井綱雄 「杜若」政木哲司 「鵜飼」髙橋忍

04月04日(日)

「嵐山」山井綱雄 「玉葛」伊藤眞也 「天鼓」櫻間金記

06月06日(日)
「春日龍神」森瑞枝 「杜若」長谷川純子 「葵上」梅井みつ子

09月12日(日)
「頼政」本田芳樹 「野宮」金春康之 「恋重荷」髙橋忍

10月03日(日)
「小鍛冶」中村昌弘 「浮舟」辻井八郎 「融」櫻間右陣

11月14日(日)
「橋弁慶」金春憲和 「半蔀」金春穂高 「鵺」政木哲司

〔update 2020.12.28(月)〕

「アートにエールを!」
金春流の能〈橋弁慶〉映像配信中

シテ中村昌弘

東京都の「アートにエールを!東京プロジェクト(ステージ型)」に採択された、金春流の能〈橋弁慶〉の動画を公開しています。

能〈橋弁慶〉シテ:中村昌弘 トモ:金春飛翔 子方:中村千紘

2020年11月14日(土)12:30~矢来能楽堂での円満井会定例能「橋弁慶」全曲(約42分)を収録したものです。なお、新型コロナ対応のため、地謡は覆面着用。

⇒こちらからご覧ください。

〔update 2020.12.18(金)〕

春日若宮祭と世阿弥生誕年

春日若宮祭は、毎年12月17日・18日に開催されますが、本年2020年の「春日若宮おん祭」はコロナ禍の影響により一部を縮小・非公開の形で行われます。

 室町時代、春日若宮祭は多武峰八講猿楽・興福寺薪猿楽と並び猿楽者(能楽師)の三大参勤義務の一つでした。この春日若宮祭は古来、種々の理由によりしばしば中止になることがありました。世阿弥時代の春日若宮祭の状況について、世阿弥の生誕年とあわせ、表章氏の「世阿弥生誕は貞治三年か」、『能楽研究講義録』を参考に見てゆきましょう。

 春日若宮祭などが中止となった原因に「神木動座」と「神木入洛」があります。興福寺が訴訟の際に有利に運ぶため、支配下にあった春日大社の御神体の鏡を真榊につけ、その神木を衆徒が京都の途中まで移すのが「神木動座」、神木を持って京都へ入るのが「神木入洛」でした。御神木の神威を借りて訴えを通そうという一種の強訴でした。平安時代以降、朝廷の公家は大半が藤原氏であり、その藤原氏の氏神が春日大社でした。そのため、神木動座や神木入洛があると藤原氏は神威を恐れ謹慎閉門してしまい、その結果、朝廷の政務も停止してしまう状態でした。春日大社の御神体が奈良にないわけですから当然、春日若宮祭も中止となります。

 ところで、世阿弥の生年は旧来は1432年(永享4)成立の世阿弥伝書『夢跡一紙』に「今七秩にいたれり」の「七秩」を「七十歳」と解し、そこから逆算して1363年(貞治2))生まれとするのが定説でした。この定説に対し、表氏は「七秩」が数年の幅を含む語であること、さらに、『申楽談儀』の「世子十二の年」の記事から世阿弥の生誕年が貞治3年であることを提唱されました。『申楽談儀』によれば、世阿弥が12歳の時に、春日若宮祭の前日にある「装束賜りの能」で田楽の喜阿弥の芸を見て感動したというものです。定説の貞治2年生まれとすると、「世子十二の年」は1374年(応安7)ですが、この年は前述した神木入洛が行われた年であり、春日若宮祭も中止となり、当然「装束賜りの能」もありません。したがって、この年は世阿弥が12歳の年ではないということになります。翌年の1375年(永和元)は春日若宮祭が行われています。注目すべきはこの前後数年間は春日若宮祭が中止になっていることです。つまり、「世子十二の年」は1375年(永和元)であり、そこから逆算すると、世阿弥の生誕年は1364年(貞治3)が正しいということになります。

 2013年(平成25)が旧説に従えば世阿弥生誕650年にあたり、国立能楽堂を始め各能楽堂・各流・各地で記念の催しがありました。翌年の2014年(平成26)には、国立能楽堂の企画公演で金春流の素謡〈翁〉と能〈当麻〉がありましたが、その催しのチラシには「世阿弥生誕650年Ⅱ」とありました。

〔能楽研究家後藤和也〕

〔update 2020.12.15(火)〕

金春宗家による
動画配信〈猩々〉仕舞の稽古

能楽 シテ方金春流八十一世宗家 金春憲和(こんぱるのりかず)師による〈猩々〉の仕舞の稽古動画です。

生徒は金春政和(宗家の弟)さんです。

出演:   金春憲和(能楽 シテ方金春流八十一世宗家)・金春政和
企画・制作:金春宗家(金春牧子・金春憲和・金春政和)
撮影・編集:金春 政和

〔update 2020.08.18(火)〕

金春宗家による
動画配信〈鍾馗〉謡の稽古・前編

能楽 シテ方金春流八十一世宗家 金春憲和(こんぱるのりかず)師による〈鍾馗〉の謡の稽古動画【前編】です。

生徒は金春政和(宗家の弟)さん、解説(声)は金春牧子(宗家の姉)さんです。

出演:   金春憲和(能楽 シテ方金春流八十一世宗家)・金春政和
企画・制作:金春宗家(金春牧子・金春憲和・金春政和)
撮影・編集:金春 政和

〔update 2020.08.04(火)〕

金春宗家による
動画配信開始

金春宗家(金春牧子・金春憲和・金春政和)によるYouTubeの動画配信が始まりました。初回のテーマは「金春流と他流の違いについて」です。

こちらをご覧の上、どうぞチャンネル登録を。

出演:   金春憲和(能楽 シテ方金春流八十一世宗家)
企画・制作:金春宗家(金春牧子・金春憲和・金春政和)
撮影・編集:金春 政和

なお、動画内で登場する「金春の能〈上〉中世を汲む」(著者:金春安明)はAmazonでも購入いただけます。

〔update 2020.07.26(日)〕

7月17日
重要無形文化財の保持者追加認定

2020年7月17日付けで、重要無形文化財の保持者の追加認定(総合認定)がなされました。

シテ方金春流からは、以下の4名が認定されました。
井上 貴覚(いのうえ よしあき)
政木 哲司(まさき てつじ)
本田 芳樹(ほんだ よしき)
本田布由樹(ほんだ ふゆき)

〔update 2020.07.17(金)〕

シテ方五流の関係

 まず宝生大夫と観世座の創設者・観阿弥が兄弟でした。金春禅竹は世阿弥の娘婿で観世と金春が親子関係でした。また、六世観世元広は金春禅鳳の娘婿で元広の子・重勝は宝生の養子となり宝生宝山として五世宝生宗家となっています。六世宝生勝吉は七世金剛氏正の子で金剛からの養子、十一世宝生友精は下掛宝生流三世宝生新次郎の子で下宝生からの養子、十二世友通は十八世金剛氏福の子で金剛からの養子、十三世友勝は十七世観世清尚の子で観世からの養子です。
 後年に金剛座から独立して喜多座を創設する金剛大夫の金剛三郎(後の北七大夫)は金春安照の娘婿でした。安照が金剛三郎に稽古をつけている記録が残っています。
 さらに観世座では八世観世元尚が五世宝生重勝の子で、十二世観世重賢は八世宝生重友の子で、ともに宝生座からの養子です。

 同様のことがシテ方以外の役にも見られます。こうして見てくると、立合能など競うべき時は激しく競いつつも能楽界が大きな家族として記録が残る室町時代以来、長きにわたり芸をつないで来たことを強く実感します。〔能楽研究家後藤和也〕

〔update 2020.07.08(水)〕

公益社団法人 金春円満井会から
ご寄付のお願い

 日頃より、公益社団法人 金春円満井会(こんぱるえんまいかい)の活動にご理解ご支援を頂きまして誠にありがとうございます。

 世界を席巻している新型コロナウイルスの感染拡大により、能楽界も深刻な打撃を受けております。2月末より約4ヶ月に渡り全ての能楽公演・講座・稽古は中止・延期を余儀無くされております。この7月から公演は順次再開の予定ではありますが、座席の市松模様による定員の半数に制限しての販売等、今後長期に渡るコロナ禍での苦しい活動を余儀無くされることが予想されております。

 能楽は伝承の芸術です。過去、応仁の乱や数々の戦乱、明治維新や先の大戦の苦境を、能楽金春流は生き抜いて参りました。

 当(公社)金春円満井会も、今期は大幅な減収が見込まれ、大変な経営的苦境に立たされております。しかしながら、ここで伝承の歩みを止めること無く、最大限の感染拡大防止に努めつつ、能楽金春流伝承の証である「定例能」公演を、8月10日(月・祝)の延期公演より、公演再開を目指し準備を進めております。

 しかしながら、定例能公演運営は、多くは主役(シテ)を勤める若手能楽師本人の寄付により成り立ってきた、という苦しい現況にありました。前述の通り、感染拡大防止の観点から、座席は市松模様での販売、三部総入れ替え制を検討しておりますが、公演収支の赤字発生は避けられない状況です。

 スポーツが試合を通じての鍛練を目指すように、舞台芸術もお客様の前での披露によって初めてその真の「花」を咲かせることが可能です。

 能楽金春流を未来に繋ぐ為に、定例能公演継続の為、(公社)金春円満井会活動継続の為、この危機的状況での皆様のご支援を伏してお願い申し上げる次第です。

 どうぞ宜しくお願い申し上げます。

(尚、当法人に対する寄付金は税制上の優遇措置が適応され、所得税や法人税の税額控除等が認められます。)

一口 五千円(複数口以上お願い出来ますと大変有難く存じます)

2020年(令和2年)7月

公益社団法人 金春円満井会 理事長 本田 光洋

寄付金お振り込み方法など、詳しくはこちらをご覧ください。

〔update 2020.06.30(火)〕

奈良金春会

76世金春広運(ひろかず)師の時代である1908年(明治41)に、第一回奈良金春会が催されました。今年で112年という歴史ある会です。金春流はもともと奈良を本拠地としていました。そのため、79世金春信高師が1956年(昭和31)に東京へ移住した後でも、1962年(昭和37)に奈良金春能楽堂が奈良に建設されました。現在は御分家の金春穂高家が奈良を拠点とされています。なお、今年は〈胡蝶〉を奈良金春会で復曲された金春信高師の生誕百年にあたる記念の年でもあります。

 
〔update 2020.04.07(火)〕

現代能狂言上演記録データベース

早稲田大学坪内博士記念演劇博物館のデジタル・アーカイブ・コレクション「早稲田大学文化資源データベース」が公開されています。能楽の上演記録については「現代能狂言上演記録データベース

「演目」「上演主体名」「場所」「流派」での絞り込み検索が可能です。

金春流の場合
●「流派」金春
●「上演主体名」では例えば
金春会/金春円満井会/秀麗会/櫻間會/轍の会/金春円満井会定例能/大宮薪能/本田光洋後援会/櫻間金記乃会/座・SQUARE/金春康之公演会/汎謡会ほか
●「場所」では例えば
国立能楽堂/矢来能楽堂など

で検索できます。

〔update 2019.02.12(火)〕

【参考】2013年1月~2020年2月
上演されていない曲目

【参考】2013年1月~2018年12月に(能で)上演されていない、および2019年1月~2020年2月までに上演される予定のない能の曲目一覧(50音順)はこちらをご覧ください。上述期間「金春月報」に掲載の各月の演能記事をもとにした参考資料です。

〔update 2019.01.03(木)〕

▼以下は 金春流 恒例の特別行事です

毎年 5月第3金・土曜日  薪御能(たきぎおのう)   奈良 春日大社 興福寺

【薪御能(たきぎおのう)】毎年5月の第3金曜日・土曜日に行われる奈良の風物詩です。平安時代中期に興福寺で行われていた修二会(しゅにえ)の舞楽が起源と言われています。篝火(かがりび)が焚かれる中、演じられる薪能の起源になったとも言われています。

薪御能では1日目の午前中に春日大社の舞殿で咒師走りの儀(しゅしはしりのぎ)、2日目の午前中に春日大社の摂社・若宮神社で御社上りの儀(ごしゃのぼりのぎ)が行われます。1日目・2日目の夕方から興福寺の南大門跡で南大門の儀が行なわれます。この薪御能では金春流・大藏流・金剛流・観世流・宝生流が奉仕します。

 

2020年 開催中止

15日(金)薪御能 11:00~春日大社舞殿 「翁(おきな)十二月往来」金春憲和
15日(金)薪御能 17:30~興福寺南大門跡 「鵜飼」金春安明

16日(土)薪御能 11:00~春日大社若宮社 「頼政」金春穂高
 

 

5月 大宮薪能

2020年 開催中止

22日(金)第39回大宮薪能 17:40~大宮氷川神社 

23日(土)第39回大宮薪能 17:40~大宮氷川神社 

轍(わだち)の会

2019年6月30日(日)「轍の会」で〈角田川〉と〈通盛〉が演じられました。第1回「轍の会」は昭和55年10月10日でした。「轍の会」は当代きっての名手である本田光洋師と櫻間金記師が主宰する会です。古くから光洋師と金記師がお稽古を共にする機会があり、そこから周囲の後押しもあり「轍の会」発足へと繋がったとの事でした。2019年6月30日(日)は記念すべき40回目の公演でした。

〔update 2019.06.30(日)〕

7月 座・SQUARE公演

次回、座・SQUARE 公演は、2022年7月18日(月・祝)国立能楽堂で開催。

 

毎年 8月7日   金春(こんぱる)まつり 銀座

銀座に金春通りがあります。江戸時代、金春家の屋敷が現在の銀座八丁目付近にありました。この屋敷は後に麹町善国寺谷に移りましたが、明治以降、金春の名は、銀座の金春屋敷付近の芸者屋街の名称や、金春湯などにその名を留めています。昭和54年に、この通りの商店で「金春通り会」が結成され、「金春通り」の名が復活しました。能楽金春祭りは、この金春通り会と金春円満井会の協力のもと、昭和60年に始まりました。金春通りでの演能、また、講演、能楽体験講座や能の写真、絵画展などが催されます。金春祭りでは、〈延命冠者、父の尉、鈴の段〉が奉納されます。いずれも、平和を願い泰平を祝福するめでたい曲です。

2022年8月7日(日)18:00~ 

10月 鎌倉薪能

2022年
10月00日(金)18:00~ 鎌倉 大塔宮 「未定」
10月00日(土)18:00~ 鎌倉 大塔宮 「未定」

毎年 12月17日・18日  春日若宮おん祭礼式能 奈良春日大社

【春日若宮おん祭】平安時代の保延二(1136)年に、時の関白藤原忠通が五穀豊穣、国家安寧を祈願し始められ、現在は重要無形文化財に指定されています。この祭礼では「遷幸の儀・暁祭・本殿祭」など数々の儀式と共に、猿楽(能)・神楽・東遊・田楽・細男・舞楽など種々の芸能が演じられます。また、芸能や祭礼に参加する人々が、華やかな衣装を着て都大路を、日使・巫女・細男・相撲・猿楽・田楽・馬長児・競馬・流鏑馬・将馬・野太刀他・大和士・大名行列の順で、都大路を練り歩く「お渡り式」も有名です。なお、最終日には後宴能が催されます。以下、能楽に関連する行事を中心に紹介します。

【お渡り式】華やかな装束に身を包んだ、総勢千余名に上る芸能集団や祭礼参加者の行列が、旧興福寺境内、現在の奈良県庁前広場を出発し、一の鳥居を入りすぐ南にある「影向の松」の前で、「松の下式」を行いお旅所へ向います。この様子は、華やかな風流の行列として、おん祭の大きな魅力の一つです。能は猿楽という古名で呼ばれ、現在は金春流のみが出仕しています。

【松の下式】春日大社一ノ鳥居の内に、影向の松があります。この松の下で〈開口・弓矢立合・三笠風流〉が演じられ、それが終わると地謡が附祝言(つけしゅうげん)を謡います。なお、お旅所へ参入する前に、金春大夫が柴の垣根に結んだ白紙を解いてから祭場へ入るのが習わしで、「金春の埒(らち)あけ」と言われる、有名な見せ場です。

【お旅所祭】お旅所には正面の一段高い所に若宮神の行宮があり、その前に小高い五間四方の芝舞台があります。お旅所祭は、おん祭の中心行事で、夜の10時半頃まで各種芸能が奉納されます。午後4時から神楽が舞われ、田楽・細男・猿楽・舞楽などが演じられます。猿楽は〈翁〉の略式である〈神楽式〉と、〈三番三〉を演じます。

2017年 東京国立博物館での所蔵品展示

カレンダー

2019年 62世 金春安照(やすてる) 生誕470年
2020年 79世 金春信高(のぶたか) 生誕100年
2021年 62世 金春安照(やすてる) 没後400年
                          金春円満井会法人化  35周年
2025年 57世 金春禅竹(ぜんちく) 生誕620年
2026年            金春円満井会法人化  40周年

能楽 金春流 情報サイト「金春ニュース」
NOHGAKU KOMPARU SCHOOL NEWS WEB

東京国立博物館所蔵

日本の伝統芸能であり、無形文化遺産にも登録されている能楽で最古の歴史を持つと言われる金春流の最新情報をお届けします。

最新の演能・イベントの開催情報・年間の予定表をはじめ、金春流の演目のあらすじや見どころの解説・金春流に関するこぼれ話などをご紹介いたします。

初めて能楽に触れる方から、いつも能楽・金春流を楽しんでいただいている皆様まで、幅広く楽しんでいただける情報を提供していきますので、ぜひご覧ください。

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金春流の定例公演

金春会定期能
2024年
4月7日(日)12:30開演
「加 茂」政木哲司
「西行桜」髙橋 忍
「船 橋」山井綱雄
円満井会えんまいかい定例能
2024年
4月13日(土)12:30開演
「春日龍神」本田布由樹
「百万」  岩松由実

矢来能楽堂

金春流の特別行事

薪御能
2024年5月
17日(金) 興福寺/春日大社
18日(土) 興福寺/春日大社
大宮薪能
2024年5月
24日(金) 大宮氷川神社
25日(土) 大宮氷川神社
轍の会
2024年7月7日(日)
国立能楽堂 
「清経 恋ノ音取」本田芳樹
「伯母捨」櫻間金記
座・SQUARE
2024年7月15日(月・祝)
13:00~国立能楽堂
「班女」井上貴覚
「鞍馬天狗」山井綱雄
金春祭り
2024年8月7日(水)18:00~
能楽金春祭り 銀座金春通り
路上奉納能 獅子三礼
鎌倉薪能
2024年10月11日(金)
鎌倉宮境内 鎌倉・大塔宮
春日若宮おん祭り
2024年12月
17日(火)
18日(水)
春日若宮御祭礼式能
奈良市春日大社
弓矢立合、神楽式ほか