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チケット好評発売中
第二回 士乃武能(しのぶのう)
金春流(こんぱるりゅう) 髙橋忍の能「船弁慶(ふなべんけい)」
2021年(令和3年)2月7日(日)12:15開場 13:00開演 於 国立能楽堂
番組
一調〈春日龍神〉 中村昌弘/吉谷潔
仕舞〈八 島〉 金春憲和
仕舞〈吉野静 キリ〉金春安明
仕舞〈二人静 クセ〉辻井八郎/井上貴覚
狂言〈千 鳥〉 野村萬斎
仕舞〈船弁慶 クセ〉本田光洋
仕舞〈船弁慶 キリ〉山井綱雄
解説:金子直樹
能 〈船弁慶 遊女ノ舞 替ノ出〉シテ:髙橋忍 子方:中村優人 ワキ:殿田謙吉 間:野村裕基
終演予定 16:30頃
チケット発売日:2020年11月2日(月)
SS席、S席は完売いたしました。B席は残り僅かです。
主催:たかはし忍の會 後援:汎謡会
〔update 2020.11.26(木)〕
11月22日(日)稀曲〈木賊〉上演
シテ櫻間金記 横浜能楽堂企画公演
11月22日(日)企画公演「馬場あき子と行く 歌枕の旅」第2回 信濃国・園原 14:00~横浜能楽堂 能〈木賊(とくさ)〉櫻間金記 ツレ政木哲司/柴山暁 子方:水上嘉
〈木賊〉のあらすじから見てゆきましょう。「旅僧たちが帯同する少年松若の故郷である信濃の園原山へやって来ます。そこで木賊刈りをする老人に会います。僧はこの地の伏屋の森にあり歌に詠まれている帚木の歌について老人に尋ねます。老人はその歌について語ると僧たちを自宅に招きます。老人は行方不明になっている子供の話をし、子供の行方を知っている旅人がいるかもしれないと思い、旅人を宿泊させていると語ります。老人は子供が舞が得意だったことを語り、往時を偲び舞を舞います。やがて旅僧が連れていた松若がわが子であることが分かり父子が再会を果たす」という内容です。
〈木賊〉は世阿弥作と考えられている曲です。金春流では1969年(昭和44年)に、金春信高師により復曲され、三春会でシテ・桜間道雄師により上演されました。しかし、その後は上演機会に恵まれず今度の上演は約半世紀ぶりということになる稀曲中の稀曲です。
上演機会は稀ですが世阿弥晩年の隠れた名作と言え『風姿花伝』の「老木に花の咲かんがごとし」を舞台化しようとした意欲作とも言えます。前半は「その原やふせやに生うる帚木のありとは見えてあわぬ君かな」(新古今集・坂上是則)を中心に園原の名産である木賊刈りの風情を背景に展開しますが父子の再会という主題とはやや離れている印象が残ります。
老人の自宅に戻ると、ツレが僧に老人が時に心を乱す時がある事を告げる場面があるのも異色です。老人は子供が行方不明になっていること、小歌曲舞が得意だったことを振り返り、子供の形見の装束を身に着け舞を舞うのは〈井筒〉の舞に近い趣向です。また、親子物狂では再会を引き延ばす役が通常ではワキですが、本曲では子方自身であるという事と合わせ、老父の物狂と再会を描く異色曲です。
〔update 2020.11.18(水)〕
2020年の春日若宮おん祭
今年(2020年)の春日若宮おん祭りは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年とは異なる形になりますので、ご注意ください。
◆12月17日(木)、非公開で最小限の祭礼を行います。当日のお渡り式(市街の行列)は実施せず、松の下の《弓矢立合》もありません。御旅所祭の奉納も非公開・無観客で縮小型、時刻も変更いたします。
◆12月18日(金)の後宴能は中止です。
なお、ネット配信の準備も予定しており、御客様が現地にお越しくださる事は、御遠慮いただきたい、とのことです。
〔update 2020.11.05(木)〕
2020年11月2日(月)チケット発売開始
第二回 士乃武能(しのぶのう)
金春流(こんぱるりゅう) 髙橋忍の能「船弁慶(ふなべんけい)」
2021年(令和3年)2月7日(日)12:15開場 13:00開演 於 国立能楽堂
番組
一調〈春日龍神〉 中村昌弘/吉谷潔
仕舞〈八 島〉 金春憲和
仕舞〈吉野静 キリ〉金春安明
仕舞〈二人静 クセ〉辻井八郎/井上貴覚
狂言〈千 鳥〉 野村萬斎
仕舞〈船弁慶 クセ〉本田光洋
仕舞〈船弁慶 キリ〉山井綱雄
解説:金子直樹
能 〈船弁慶 遊女ノ舞 替ノ出〉シテ:髙橋忍 子方:中村優人 ワキ:殿田謙吉 間:野村裕基
終演予定 16:30頃
チケット発売日:2020年11月2日(月)
主催:たかはし忍の會 後援:汎謡会
〔update 2020.11.02(月)〕
金春月報 2020年11月号 主な内容
■円満井談義「長期休業」本田光洋
■演能会写真〈俊寛・六浦・船橋〉
■演能会の予定 FM能楽堂 11月の演能・12月の演能 公演延期/中止のお知らせ チケット発売 鎌倉FM お能への誘い 日本の文化のそのあした (公社)金春円満井会 入会のご案内 年賀広告募集
■美術館散歩(春日大社国宝殿・金沢能楽美術館・静嘉堂文庫美術館・国立能楽堂資料展示室・名古屋能楽堂展示室)
■能の表現―今月の演目〈木賊(とくさ)〉から―後藤和也
■年間特集「近代の金春流を彩った人々(第八回)」金春栄治郎のこと 武蔵野大学客員教授 羽田 昶
■演能会仕舞写真(円満井会定例能)
■連載 観能のための曲目解説136 半蔀(はしとみ)続き 金春安明
■明窓浄机―学界通信―深澤希望(ふかざわ のぞみ)(野上記念法政大学能楽研究所兼任所員)能楽学会・世阿弥忌セミナー
■円満井戸端会議「ただ、そこにある月」森 瑞枝
■編集後記
※「スケジュール」を更新しました(2020年11月~2020年12月)。
〔update 2020.11.01(日)〕
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