能楽最古の金春流(こんぱるりゅう)の応援サポーター・
及びスポンサーを募集いたします
〔能楽とは〕
室町時代に大成された能楽は、その後650年もの間、途絶えることなく上演され続けてきた世界にも類を見ない伝統芸能です。日本が世界に誇る傑作芸能として、1957年には国内で重要無形文化財に指定され、2001年にはユネスコの無形文化遺産・第1号に選定されています。
〔金春流とは〕
世阿弥の「風姿花伝」に“申楽(さるがく)と呼ばれる芸能(今の能楽)は聖徳太子が秦河勝(はだのこうかつ)に命じて創作させた”とあります。その秦河勝に始まる正統を脈々と受け継ぐ金春流は、現宗家 金春憲和(のりかず)で81世を数える能楽最古の歴史を有する流儀です。金春流の芸風は、謡も型も古い様式を随所に残す、最も古格を重んじた、幽玄かつ雄渾なもので、多くの方々に深く愛されて参りました。
〔現状〕
一方、近年、能をたしなむ方々の高齢化や、趣味の多様化などのため、謡や能を学ぶ方々や観客が大幅に減少してきています。しかも国指定の重要無形文化財でありながら、国からの補助や助成はほとんどなく、各流派とも自助努力で次世代への継承に力を尽くしているのが現状です。
こうした状況に対応すべく金春流では、所属能楽師および愛好家などの有志によって法人組織 金春円満井会(こんぱるえんまいかい)を設立するとともに、様々な努力を重ねて参りました。後継者育成や面・装束の拡充など、金春流能楽の継承普及の活動を続けていくためには、より一層強固な経済的基盤が求められますが、当法人の自助努力のみでは困難になりつつあります。各方面の皆様方のご協力とご支援を仰ぐ次第です。
〔お願い〕
このたび公益社団法人 金春円満井会では、金春流のスポンサーや応援サポーターとなって、応援していただくため、賛助会員制度を整備し、広く企業・団体および個人の方々のご支援を募ることといたしました。金春円満井会の活動にご理解とご賛同を賜り、歴史的にも貴重な金春流能楽を後世に伝えるために、ぜひ賛助会員としてご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
2018年
公益社団法人 金春円満井会 理事長 本田光洋
公益社団法人 金春円満井会 賛助会員制度
■公益社団法人 金春円満井会
金春流の法人組織、金春円満井会(こんぱるえんまいかい)は、昭和59(1984)年、「日本の伝統芸能である金春流能楽の伝統を継承し正しく保存するとともに能の普及と振興に寄与し、もって我が国の文化の継承・発展に貢献すること」を目的として設立されました。昭和61(1986)年に文部省より社団法人として認可を受け、平成23(2011)年には内閣総理大臣より公益社団法人の認定を受けました。社団法人として設立以来、金春円満井会は、金春流能楽の継承普及などをその使命として、長年にわたり活動を続けています。
■募集対象
公益社団法人 金春円満井会の事業趣旨に御賛同くださる個人、法人・団体。資金の提供によって金春流を継続的に支えていただく会員(議決権はありません)。
■賛助会員年会費(入会金はありません)
(1)個人賛助会員 年会費 1口 30,000円 1口以上
(2)法人・団体賛助会員 年会費 1口 100,000円 1口以上
※納入方法によっては、手数料をご負担いただく場合があります。
■会員の特典
(1)金春円満井会の発行する「金春月報」(年12回)の贈呈
(2)金春円満井会発行の金春流能楽カレンダーの贈呈
(3)金春円満井会の公式ホームページ・金春月報年1回・金春円満井会特別公演番組表に
社名、団体名、氏名を掲載(希望されない場合を除きます)
(4)3口以上の個人賛助会員は、上記(1)~(3)に加え、金春円満井会特別公演に
特別優先ご案内(2名様のご招待)いたします。
(5)法人・団体賛助会員の場合、上記(1)~(3)に加え、金春円満井会特別公演に
特別優先ご案内(1口につき2名様のご招待)いたします。
■会員期間
随時ご入会いただけます。特にお申し出がない限り、年度ごとの自動継続とさせていただきます。
■入会方法などお問い合わせは下記までどうぞ。
〒167-0042東京都杉並区西荻北2-27-7 アルファ西荻窪2階
公益社団法人 金春円満井会
金春円満井会事務局(TEL 03-6913-6714、FAX 03-6913-6775)まで、お気軽に
お問い合わせください(平日10時~17時、土日祝除く)