Komparu News & Topics
2018年(平成30年)5月  May 2018

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6月3日(日)金春会定期能
タイムスケジュール

2018年6月3日(日)12:30~国立能楽堂 金春会定期能 〈頼政(よりまさ)〉髙橋忍 狂言〈水汲(みずくみ)〉野村万作 〈玉葛(たまかずら)〉金春穂高 〈車僧(くるまぞう)〉政木哲司 おおよそのタイムスケジュールは以下の通りです。当日券ございます。

11:45開場
12:30開演〈頼政〉〈水汲〉
14:15頃~〈玉葛〉
15:30頃~15:50頃 休憩
15:50頃~〈車僧〉
16:50頃終演予定

 
〔update 2018.05.30(水)〕

6月3日(日)金春会定期能
能〈頼政
・玉葛・車僧

2018年6月3日(日)12:30~国立能楽堂 金春会定期能 〈頼政(よりまさ)〉髙橋忍 狂言〈水汲(みずくみ)〉野村万作 〈玉葛(たまかずら)〉金春穂高 〈車僧(くるまぞう)〉政木哲司 当日券ございます。

 

頼政
【あらすじ】旅の僧が宇治の里で老人に会い、平等院に案内されます。そこで老人は、頼政が自害した跡である扇の芝について語り、頼政の霊と告げ消えます。その夜、頼政の霊が現れ、橋合戦や自害の様を見せます。
【見どころ】老武者ものですが、かなり強い動きのある曲です。前場は名所教えの謡が聞きどころです。後場は[クセ・語リ・中ノリ地]と、戦物語が連続し、見どころです。
 
玉葛
【あらすじ】僧が初瀬川で小舟を操る女に会います。女は古歌にならい小舟で初瀬寺(長谷寺)に参詣すると語り、源氏物語の玉葛の話をし、自分がその霊であると告げ消えます。僧が弔うと玉葛の霊が現れ死後も続く妄執を語ります。
【見どころ】玉葛は多くの男性に想いを寄せられたため、相手だけでなく自らの心も悩ませた女性でした。その妄執のためか、舞などはありませんが不思議な気品の漂う曲です。
 
車僧
【あらすじ】車に乗った僧が京都の嵯峨野で山伏に出会います。山伏は車僧と禅問答をします。すると山伏は愛宕山の太郎坊と名乗り立ち去ります。やがて太郎坊が天狗の姿で現れ山伏をさまざまに威嚇しますが、車僧に恐れをなし消え去ります。
【見どころ】シンプルな構成の面白い曲です。シテとワキの応対のほとんどが禅問答、車僧と天狗の静と動の対比、能では極めて珍しく笑いを誘うアイなどが特色の曲です。なお、曲名は〈車僧〉ですが、シテは天狗の太郎坊で、車僧はワキです。
 
〔update 2018.05.29(火)〕

6月10日(日)国立能楽堂大講義室
講座「能面から見る砧」講師:本田光洋

2018年6月10日(日)14:00~16:00 国立能楽堂2階大講義室で講座「能を知る集い」~能面から見る砧 痩女曲と痩男曲~が開催されます。

講師 本田光洋 ほか 国立能楽堂大講義室にて。受講料は一般:500円、学生:300円です。予約等は不要ですので、当日直接会場までお越しください。金春流能楽師による、面、装束、実演を交えた講座です。6月24日(日)国立能楽堂にて行われる「轍(わだち)の会」の〈砧(きぬた)〉を題材にした講座です。

〔update 2018.05.25(金)〕

5月26日(土)ラジオ番組
鎌倉FM「お能への誘い」

2018年5月26日(土)13:30~ お能の楽しみ方 第61回 5月の「能のイロハ」は金春流歴代宗家について。今回は77世栄治郎から81世現宗家まで。髙橋忍師による謡の実演、〈草紙洗小町〉の4回目は、「かすみ立てば」から最後まで。中ノ舞の後の仕舞どころ。大ノリ、節が複雑で難しい謡い所。歴史的には、古くは乱拍子が入っていましたが、〈道成寺〉より重くなく、軽めの乱拍子。来月の謡の実演は〈小袖曽我〉です。小謡は〈杜若〉から。

毎週土曜日 13:30~13:58に放送される鎌倉エフエムの「お能への誘(いざな)い」。内容は「能のイロハ」「謡の実演」その他の情報などです。出演は金春流能楽師髙橋忍、能楽研究家後藤和也、パーソナリティ内田善昭のみなさん。インターネットおよびスマホで全国どこでもお聴きになれます。

⇒放送の聴き方、今後のスケジュールなど詳しくはこちらへ

〔update 2018.05.24(木)〕

5月25日(金)~26日(土)
第37回大宮薪能

第37回大宮薪能 2018年5月25日(金)から26日(土)に開催。
⇒詳しくはこちらへ
17:00開場 17:40開演(主催者挨拶、素謡、火入れ式など)
18:20演能開始、21:30終演予定

会場:武蔵一宮氷川神社(JR「大宮駅」東口より徒歩約20分) ※雨天の場合は、会場が『市民会館おおみや 大ホール』に変更となります。

5月25日(金)
素謡(金春流)〈翁(おきな)〉金春安明 能(観世流)胡蝶(こちょう)藤波重彦 狂言(大蔵流)仏師(ぶっし)善竹十郎  能(金春流)土蜘(つちぐも)本田芳樹

5月26日(土)
素謡(金春流)(おきな)金春憲和 能(宝生流)花月(かげつ)藤井雅之 狂言(和泉流)鐘の音(かねのね)野村万作 能(金春流)葵上(あおいのうえ)金春安明

〔update 2018.05.20(日)〕

 6月12日(火)第16回 青翔会 
舞囃子〈巻絹
惣神楽

2018年6月12日(火)13:00~国立能楽堂で第16回 青翔会が開催されます。金春流の舞囃子〈巻絹(まきぎぬ) 惣神楽〉村岡聖美 地頭:井上貴覚。今回は「惣神楽(そうかぐら)」での上演です。

〔update 2018.05.18(金)〕

「継承披露能を終えて」
金春憲和宗家ご挨拶

2018年5月4日(金・祝)13:00~宝生能楽堂にて、八十一世金春憲和金春流宗家継承披露能を開催いたしました。ご来場、誠にありがとうございました。金春憲和宗家からのメッセージをご紹介させていただきます。

「5月4日の継承披露能、無事に舞い納める事が出来ました。
 お陰様で満席になり、沢山の方に観て頂けた事、大変嬉しく思います。又、四流宗家を始め、金春流内外の方々のご協力を、改めて感謝いたします。
 能楽愛好家の方々からも沢山のお祝いを頂きました。ありがとうございました。
 今後も金春宗家として能楽会発展の為、精進する所存です。どうぞ宜しくお願い致します。

 さて、明日から南都両神事の一つ、興福寺の薪御能が始まります。私は初日の朝、春日大社舞殿での「咒師走りの儀」にて、再び「翁・十二月往来・父の尉・延命冠者」のシテを勤めます。
毎年の事ですが、身が引き締まります。関西の方はお時間ありましたら、是非ご来場下さい。
 父、安明は二日目の南大門の儀にて「頼政」のシテを勤めます。こちらも宜しくお願い致します。

 暑かったり寒かったりしますが、体調管理に気を付けて頑張ります!」

八十一世金春憲和

⇒興福寺薪御能詳しくはこちら

〔update 2018.05.17(木)〕

5月19日(土)ラジオ番組
鎌倉FM「お能への誘い」

2018年5月19日(土)13:30~ お能の楽しみ方 第60回 5月の「能のイロハ」は金春流歴代宗家について。59世金春禅鳳、62世安照、65世元信、74世広成など。髙橋忍師による謡の実演、〈草紙洗小町〉の3回目は、「雁がねのつばさは文字の数なれど」から「喜びて龍顔に。さしあげたりや」まで。〈草紙洗小町〉のロンギはかなり長い。そもそもロンギとは何か。小謡は〈杜若〉から。

毎週土曜日 13:30~13:58に放送される鎌倉エフエムの「お能への誘(いざな)い」。内容は「能のイロハ」「謡の実演」その他の情報などです。出演は金春流能楽師髙橋忍、能楽研究家後藤和也、パーソナリティ内田善昭のみなさん。インターネットおよびスマホで全国どこでもお聴きになれます。

⇒放送の聴き方、今後のスケジュールなど詳しくはこちらへ

〔update 2018.05.17(木)〕

8月25日(土)第10回広忠の会
金春流は舞囃子〈高砂〉金春憲和宗家
一調〈東北〉櫻間右陣

2018年8月25日(土)に、大鼓方葛野流家元・亀井広忠師の「第10回 広忠の会 亀井俊雄五十回忌追善 葛野流15世家元継承披露」が、観世能楽堂で開催されます。12時開演(開場11:15)終演17時頃

金春流は
舞囃子〈高砂 舞序破急之伝〉金春憲和
一調〈東北〉櫻間右陣 内田輝幸 

⇒詳しくはこちら

〔update 2018.05.16(水)〕

東京・日本橋の「水戯庵」
5月、金春流の予定と出演者

5月20日(日)金春安明/辻井八郎/山井綱雄/中村昌弘
5月23日(水)髙橋忍/本田芳樹/本田布由樹/中村昌弘
5月24日(木)辻井八郎/村岡聖美/柏崎真由子/林美佐
5月27日(日)金春憲和/本田光洋/井上貴覚/本田布由樹

今年3月20日(火)、日本橋「福徳神社」隣接の「福徳の森」地下にオープンした、アートアクアリウムアーティストの木村英智氏が手掛ける、劇場型レストラン&ラウンジ「水戯庵(すいぎあん)」。能楽の仕舞など日本の伝統芸能を鑑賞しながら、日本食や甘味を味わうことができます。5月、金春流のステージは、ランチ(12:00~13:30)・ディナー(19:00~20:30)の2ステージでそれぞれ仕舞数番(20分前後)、鑑賞の後に食事類が提供されます。

写真・動画撮影と録音は禁止ですが、写真撮影タイムがあります。

能や狂言、日本舞踊をはじめとする伝統芸能が毎日繰り広げられます。能五流(観世流、宝生流、金春流、金剛流、喜多流)、能楽囃子方各流派、狂言二流(大蔵流、和泉流)のほか、京舞井上流、日本舞踊花柳流、藤間流、琉球舞踊宮城流、文楽や雅楽、華道家元池坊といった、日本の伝統芸能を代表する各流派が日替わりで出演。

⇒詳しくはこちら

⇒予約はこちら

 

〔update 2018.05.15(火)〕

2018年8月1日(水)~7日(火)
 第34回能楽金春祭り 

 銀座 能楽金春祭り路上奉納能 

毎年恒例の銀座・能楽金春(こんぱる)祭りが、2018年8月1日(水)から7日(火)まで開催されます。銀座「金春通り会」(商店会)と公益社団法人・金春円満井会の相互協力によるものです。

銀座8丁目の中央通りより一筋西側の通りを金春通りといいます。江戸時代、ここに能楽金春流の屋敷があり、金春稲荷が祀られていました。

最終日2018年8月7日(火)18:00から、金春通りの路上で演じられる奉納の番組は、千年の古儀を誇る「奈良金春」独特の能楽で、〈延命冠者(えんめいかじゃ)、父の尉(ちちのじょう)、鈴の段(すずのだん)、弓矢立合(ゆみやのたちあい)〉が奉納されます。いずれも、平和を願い、泰平を祝福するめでたい曲です。一連のプログラムはすべて無料です。

〔update 2018.05.14(月)〕

銀座金春通りで 第34回銀座 金春祭り 2018年8月1日(水)~7日(火)

毎年恒例の銀座金春祭りが、今年も開催されます。昭和60年(1985)に始まり今年で34回になります。2018年8月1日(水)~8月5日(日)には能楽講座や写真展示が、そして、8月7日(火)には路上奉納能が行われます。いずれも入場無料ですので、どうぞご来場ください。

【能楽講座】

8月1日(水)
 12:00~13:00 小学生・中学生 能体験:柏崎真由子
 14:00~15:30 対談「家元継承とは」金春安明前宗家/金春憲和宗家
8月2日(木)
 12:00~13:00 ギャラリートーク:山井綱雄 
 14:00~15:30 楽器体験~笛~:藤田貴寛(笛方一噌流)
8月3日(金)
 12:00~13:00 小学生・中学生 能体験:村岡聖美    
 14:00~15:30 講演「能装束の歴史~金春家伝来品に見る」小山弓弦葉(おやまゆずるは)(東京国立博物館研究員 日本東洋染織史)
8月4日(土)
 12:00~13:00 小学生・中学生 能体験:中野由佳子 
 14:00~15:30 講演「『扇』について」本田光洋
8月5日(日)
 12:00~13:00 ギャラリートーク:本田芳樹  
 14:00~15:30 謡・仕舞体験:金春穂高
8月7日(火)
 12:00~13:00 ギャラリートーク:本田布由樹 

いずれも無料 定員30名(先着順)
受付開始時間 12:00~の部は11:30から、14:00~の部は13:30からです。
能体験の対象者は小学生・中学生です。白足袋または白靴下をご持参ください。

【能楽写真展示】

8月1日(水)~8月5日(日)金春流専属能楽写真家 辻井清一郎氏および国東薫氏による金春流能の写真展示 無料 11:30~17:00(ただし8月6日は休館日、5日は16:30まで)

【講座・写真展示会場】

タチカワブラインド銀座スペース オッテ
東京都中央区銀座8-8-15 タチカワ銀座ショールーム地下1階

【能楽金春祭り路上奉納能】

8月7日(火)18:00~銀座金春通り
延命冠者 大藏彌太郎(大蔵流)
父尉   金春安明
鈴之段  大藏吉次郎(大蔵流)
弓矢立合 金春憲和、髙橋忍、金春穂高

※入場無料 雨天のときは当所で略式奉納に
※当日16:00から金春通りで座席指定券をお一人様につき1枚を配布します。

5月13日(日)春黎会大会 国立能楽堂
舞囃子〈当麻〉 能〈二人静〉

2018年5月13日(日)春黎会(しゅんれいかい)大会 13:30~17:30国立能楽堂 金春安明師社中 13:30開演 独吟、連吟、仕舞、舞囃子、狂言、能 17:30終演

14:15頃 狂言〈仏師シテ:善竹大二郎 アド:善竹富太郎 後見:川野誠一
14:45頃 舞囃子〈当麻〉シテ:本屋禎子 笛:小野寺竜一 小鼓:田邊恭資 大鼓:大倉栄太郎 太鼓:大川典良 
16:10頃 能〈二人静〉シテ:関実枝子 ツレ:葉由記子 笛:小野寺竜一 小鼓:田邊恭資 大鼓:大倉栄太郎   

入場は無料です。

〔update 2018.05.11(金)〕

5月12日(土)のラジオ番組
鎌倉FM「お能への誘い」

2018年5月12日(土)13:30~ お能の楽しみ方 第59回 5月の「能のイロハ」は金春流歴代宗家について。56世金春弥太郎は禅竹の父、57世金春禅竹は金春流中興の祖、58世金春宗筠(そういん)は応仁の乱前後に活躍した名手。髙橋忍師による謡の実演、〈草紙洗小町〉の2回目は、「目出たき御代の歌合せ」から「これは古歌にて候」まで。史実には反する登場人物だが、平安絵巻を見るような豪華絢爛たる場面。小謡は〈杜若〉から。

毎週土曜日 13:30~13:58に放送される鎌倉エフエムの「お能への誘(いざな)い」。内容は「能のイロハ」「謡の実演」その他の情報などです。出演は金春流能楽師髙橋忍、能楽研究家後藤和也、パーソナリティ内田善昭のみなさん。インターネットおよびスマホで全国どこでもお聴きになれます。

⇒放送の聴き方、今後のスケジュールなど詳しくはこちらへ

〔update 2018.05.11(金)〕

金春憲和宗家・
金春安明師 演能予定

2018年5月~12月の金春憲和宗家・金春安明師の演能予定です

〔update 2018.05.10(木)〕

八十一世金春憲和金春流宗家継承披露能
当日の番組

5月4日(金・祝)13:00~宝生能楽堂にて、八十一世金春憲和金春流宗家継承披露能を開催いたしましたが、当日の番組です。

〔update 2018.05.09(水)〕

9月21日(金)金春流
第3回み絲之會

舞囃子〈善知鳥〉柏崎真由子
能〈海人〉村岡聖美

2018年9月21日(金)第3回み絲之會(みいとのかい)
18:30~セルリアンタワー能楽堂 舞囃子〈善知鳥(うとう)〉柏崎真由子 復曲独吟〈三山(みつやま)〉本田光洋 能〈海人(あま)〉村岡聖美/子方:山井惠登 17:45開場 18:30開演 21:15終演予定

 
〔update 2018.05.08(火)〕
 

7月15日(日)座・SQUARE
第21回公演 国立能楽堂
〈呉服〉辻井八郎 ツレ井上貴覚 
〈融 笏ノ舞〉山井綱雄

2018年7月15日(日)座・SQUARE(ざ・すくえあ)第21回公演「ことほぎの機音(はたおと)・懐古の月光(ひかり)」 13:00~国立能楽堂 解説:山井綱雄〈呉服(くれは)〉辻井八郎ツレ井上貴覚 仕舞〈芭蕉クセ〉髙橋忍 狂言〈苞山伏(つとやまぶし)〉野村万蔵 〈融(とおる) 笏ノ舞(しゃくのまい)〉山井綱雄 12:15開場 13:00開演

〔update 2018.05.08(火)〕

 

6月30日(土)円満井会定例能
能〈高砂・富士太鼓・熊坂〉

2018年6月30日(土)12:30~円満井会定例能、矢来能楽堂。〈高砂(たかさご)〉村岡聖美 ツレ柏崎真由子  狂言〈鶯(うぐいす)〉三宅近成  〈富士太鼓(ふじだいこ)〉林美佐 子方井上和奏  〈熊坂(くまさか)〉中村昌弘
11:30開場 12:30開演 終演17:35頃の予定。当日券ございます。

高砂 
【あらすじ】阿蘇の神主が高砂の浦で、松の木陰を掃く老夫婦に会います。老夫婦は夫婦の和合、高砂と相生の松の謂れ、和歌と聖代の繁栄の話などを語ると海上に消えます。神主が老夫婦の言葉に導かれ住吉へ行くと、住吉の松の精が現れ、御代を祝福し舞を舞います。
【見どころ】結婚式などでよく謡われる「高砂やこの浦舟に帆をあげて…」等、有名な謡が多い曲です。前場は夫婦和合、松の謂れ、和歌と聖代の繁栄を寿ぐ老夫婦の姿が印象的です。後場は明るく颯爽とした〔神舞〕が見どころです。

富士太鼓 
【あらすじ】富士が皇居での管弦の会で太鼓の役を望みますが、既に太鼓の役に決まっていた浅間に恨まれ討たれます。皇居に行き夫の死を知った妻は、太鼓を敵とみなし太鼓を打っては舞い舞っては狂い恨みを晴らします。
【見どころ】鞨鼓台の作リ物が目を引きます。前半では夫を失った妻の悲しみがじっくりと謡われます。後半は太鼓を打っては舞う、妻の舞が見どころです。

熊坂 
【あらすじ】旅僧が美濃の赤坂で僧に弔いを頼まれます。庵には薙刀などがあり、盗賊への用心のためと語り、消えます。後刻、その僧が盗賊熊坂長範の霊として現れ、牛若に斬られ無念の最期を遂げた様を語ります。
【見どころ】若き日の義経が熊坂を打ち取る様を熊坂の側から描いた曲です。前半の静かな展開とは対照的に、後半では熊坂が大薙刀を手に奮闘する豪快さが見どころです。

 

〔update 2018.05.08(火)〕

6月3日(日)金春会定期能
能〈頼政
・玉葛・車僧

2018年6月3日(日)12:30~国立能楽堂 金春会定期能 〈頼政(よりまさ)〉髙橋忍 狂言〈水汲(みずくみ)〉野村万作 〈玉葛(たまかずら)〉金春穂高 〈車僧(くるまぞう)〉政木哲司 当日券ございます。

 
〔update 2018.05.08(火)〕

5月5日(土)
鎌倉FM「お能への誘い」

2018年5月5日(土)13:30~ お能の楽しみ方 第58回 5月の「能のイロハ」は金春流歴代宗家について。初世・秦河勝から。髙橋忍師による謡の実演、〈草紙洗小町〉の1回目は、ワキの名ノリ「これは大友の黒主にて候。」からワキの中入りまで。なぜこのような事件が起きたのか。どうして大友黒主がこのようなことをしたのか、が語られます。

毎週土曜日 13:30~13:58に放送される鎌倉エフエムの「お能への誘(いざな)い」。内容は「能のイロハ」「謡の実演」その他の情報などです。出演は金春流能楽師髙橋忍、能楽研究家後藤和也、パーソナリティ内田善昭のみなさん。インターネットおよびスマホで全国どこでもお聴きになれます。

⇒放送の聴き方、今後のスケジュールなど詳しくはこちらへ

〔update 2018.05.5(土)〕

ご来場、誠にありがとうございました。
八十一世金春憲和金春流宗家継承披露能
満員御礼

本日2018年5月4日(金・祝)13:00~宝生能楽堂にて、八十一世金春憲和金春流宗家継承披露能を開催いたしました。ご来場、誠にありがとうございました。

〔update 2018.05.04(金)〕

本日のご来場、お待ちしております。
八十一世金春憲和金春流宗家継承披露能
チケット完売御礼

本日2018年5月4日(金・祝)13:00~宝生能楽堂にて、八十一世金春憲和金春流宗家継承披露能を開催いたします。おかげさまでチケット全席完売いたし、当日券はございませんので、ご注意ください。

12:00開場 13:00開演 終演は17:45頃の予定です。13:00開演の「翁」上演中は見所(客席)へのお出入りは一切できなくなりますので、ご協力のほどよろしくお願い申しあげます。

〔update 2018.05.04(金)〕

いよいよ明日です。5月4日(金・祝)
八十一世金春憲和金春流宗家継承披露能
チケット完売御礼

2018年5月4日(金・祝)13:00~宝生能楽堂にて、八十一世金春憲和金春流宗家継承披露能を開催。おかげさまでチケット全席完売いたしました。誠にありがとうございます。なお、当日券はございませんので、ご了承ください。

12:00開場 13:00開演 終演は17:45頃の予定です。13:00開演の「翁」上演中は見所(客席)へのお出入りは一切できなくなりますので、ご協力のほどよろしくお願い申しあげます。

〔update 2018.05.03(木)〕

5月4日(金・祝)継承披露能
〈佐渡
(さど)〉金春安明 子方金春初音ツレ山井綱雄
 

【あらすじ】佐渡に流された世阿弥のもとに、孫にあたる金春大夫氏信(禅竹)の娘と、小太郎が大和(奈良)から見舞いに来ます。世阿弥は小太郎に妻(寿椿)や女婿の金春禅竹のことを尋ねます。孫娘が世阿弥の前で舞(「熊野」のクセ)を舞うと、世阿弥も懐旧の舞(序ノ舞)を舞います。やがて夜が明けると、二人は世阿弥に別れを告げ去ってゆきます。

【見どころ】1990年(平成2年)12月4日初演、79世故金春信高宗家の能の伝統にのっとって作られた新作能です。孫娘と小太郎が配流先の佐渡へ世阿弥の見舞いに行く、という設定は作者の創作です。ただし、世阿弥が1434年に理由不明ながら将軍足利義教時代に佐渡に流されたのは史実です。世阿弥の能楽論の言葉(「離見の見」など)も散りばめられた、詩情豊かな曲です。孫娘による舞(「熊野」のクセ)から序の舞が見どころです。

 

〔update 2018.05.02(水)〕

〈卒都婆小町(そとばこまち)〉金春穂高

金春月報 2018年5月号 主な内容

■円満井談義「見所に応える」金春康之
■5月の演能・6月の演能・チケット発売情報
■かわらばん:日本能楽会功労者表彰/美術館散歩
■「薩摩藩の能楽(第四回)お抱え能役者、中西長門守秀長のこと」伝承文化研究センター所長 林和利
■81世金春憲和金春流宗家継承披露能特別企画「金春憲和宗家インタビュー」聞き手:本田芳樹

■明窓浄机―学会通信―深澤希望(ふかざわのぞみ)(法政大学能楽研究所兼任所員)
■能の表現―今月の演目〈佐渡(さど)〉から―後藤和也
■同門会だより

「スケジュール2018」を更新しました(2018年5~6月分)。

〔update 2018.05.01(火)〕

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金春流の定例公演

金春会定期能
2024年
4月7日(日)12:30開演
「加 茂」政木哲司
「西行桜」髙橋 忍
「船 橋」山井綱雄
円満井会えんまいかい定例能
2024年
4月13日(土)12:30開演
「春日龍神」本田布由樹
「百万」  岩松由実

矢来能楽堂

金春流の特別行事

薪御能
2024年5月
17日(金) 興福寺/春日大社
18日(土) 興福寺/春日大社
大宮薪能
2024年5月
24日(金) 大宮氷川神社
25日(土) 大宮氷川神社
轍の会
2024年7月7日(日)
国立能楽堂 
「清経 恋ノ音取」本田芳樹
「伯母捨」櫻間金記
座・SQUARE
2024年7月15日(月・祝)
13:00~国立能楽堂
「班女」井上貴覚
「鞍馬天狗」山井綱雄
金春祭り
2024年8月7日(水)18:00~
能楽金春祭り 銀座金春通り
路上奉納能 獅子三礼
鎌倉薪能
2024年10月11日(金)
鎌倉宮境内 鎌倉・大塔宮
春日若宮おん祭り
2024年12月
17日(火)
18日(水)
春日若宮御祭礼式能
奈良市春日大社
弓矢立合、神楽式ほか